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ポーランド・レバンドフスキ痛恨PK…遠いW杯弾 「サイドを狙ったけど、うまくいかなかった」

[ 2022年11月24日 05:05 ]

W杯カタール大会1次リーグC組   ポーランド0ー0メキシコ ( 2022年11月22日    974競技場 )

<メキシコ・ポーランド>後半、PKを失敗し呆然とするレバンドフスキ(AP)
Photo By AP

 世界最高のストライカーが思わず両手で頭を抱えた。ゴール右下を狙ったポーランドのレバンドフスキのPKは、GKオチョアに完璧にはじかれた。ポーランド劣勢で迎えた後半13分。縦パスを受けたペナルティーエリア内で強引に突破を図って相手DFモレノに倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を経て獲得したPKを自ら蹴ったが、千載一遇の得点機を逸した。

 「サイドを狙って打ったけど、うまくいかなかった。結果は尊重するが、我々にはPKがあったので残念。あれが痛かった」。前夜もPK練習に取り組んだ背番号9は肩を落とした。W杯に初出場した18年ロシア大会では日本戦を含む3試合で無得点。ポーランド代表歴代最多76得点を誇り、今大会の予選でも9試合9得点をマークしたものの、W杯通算4試合目でも初得点はならなかった。ミフニエビチ監督は「ジーコやマラドーナら偉大な選手もPKを失敗してきた」と大黒柱をかばったが、ポーランドは78年大会アルゼンチン戦でデイナ、02年大会米国戦でジュラフスキがPKを失敗。英スポーツデータのOPTAによると、66年大会以降では初めてW杯で3本続けてPKを失敗したチームとなった。

 20、21年にFIFA最優秀選手に選出されたレバンドフスキは今夏、7度のドイツ1部得点王に輝いたBミュンヘンからバルセロナへ移籍。新天地でも公式戦19試合18得点と好調で「これが最後のW杯かもしれない」と覚悟を決めて臨んでいる。26日の次戦はアルゼンチンから大金星を挙げて波に乗るサウジアラビア。勝ち点3が絶対に必要な一戦へ「今日うまくいかなくとも、次の試合へ目を向けないと」と自身を鼓舞した。

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2022年11月24日のニュース