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ローマ・モウリーニョ監督 日本代表指導に興味は?「私が見る限り…」EUROJAPAN CUPで来日

[ 2022年11月24日 13:13 ]

ジョゼ・モウリーニョ監督(ロイター)

 世界的な名将として知られるローマのジョゼ・モウリーニョ監督(59)が24日、国立競技場で行われた「EUROJAPAN CUP 2022」の公式会見に臨んだ。

 以下は会見の主な内容。

 ――日本がドイツを破った試合は見た?
 「ベッドの中で試合が始まるのを待っていたんですけど、寝落ちしてしまいました。とにかく、日本を祝福したですね。素晴らしい達成を成し遂げた。
 ただ、クレイジーなサプライズとは言えないでしょう。日本はいいチームで、いい選手がいる。さまざま大会で経験を蓄積してきた。選手のほとんどが欧州でプレーしていて、早い成長を遂げています。ハイレベルなサッカーの理解も深めている。選手のメンタルも、チームを大事にするということがある。私はこれこそが違いを生んでいると思います。欧州のサッカーでは現在、個人が大きくフォーカスされていますから。
 日本のチーム、選手は指導したことはありませんが、アジア人は指導したことがあります。私にとっては幸運でした。アジアで最高の選手(トッテナムの韓国代表FWソンフンミン)を指導できたわけですからね。彼もチームを最優先させるメンタルティーがあった。おそらく、日本人もチームを最優先させる考えた方なんだろうと思いますし、ハードワークもできる。
 ドイツもまた戻ってくると思いますし、おそらく次のラウンドに進んでくるんだろう、調子を上げてくるだろうと思います。だた日本が勝ったのは、凄いサプライズとは、私は考えていません」

 ――ローマは中田英寿以来、日本人選手がプレーしていません。あなたの元で日本人がプレーする可能性は?
 「安ければね(笑い)。もしフランクフルトが鎌田をローンで貸してくれるなら、いただきます」

 ――将来、日本代表の指導に興味はありますか?
 「サッカーでは“絶対ない”とは決して言えない。ただ、私が見る限り、日本には外国人の監督が必要だとは思っていません。日本は発展の段階において、監督をする人たちも、十分に成長している。需要可能なレベルまでに達していると思いますので、日本が外国人の監督を必要としているとは思いません。私の今後のキャリア、プロジェクトにおいては、予想するのは難しい。偉そうなことは言いたくないので、単に“角を曲がると何が起こるか分からない”とだけ言っておきます」

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2022年11月24日のニュース