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権田が止めた止めた止めた止めた!!!! 好セーブ連発でMOMに「みんなが体を張って守ってくれた」

[ 2022年11月24日 05:10 ]

W杯カタール大会1次リーグE組   日本2―1ドイツ ( 2022年11月23日    ハリファ国際競技場 )

後半アディショナルタイム、最後のワンプレーとなったCKを必死で守る権田(中央)ら日本代表イレブン(撮影・小海途 良幹)
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 後半25分、日本代表GK権田の4連続好セーブが同点、逆転劇の呼び水となった。まずは、ゴール前でニャブリが落としたボールに反応したホフマンのダイレクトシュートをファインセーブ。こぼれ球にニャブリが左足を振り抜いたが、これも止めた。さらにニャブリのヘッドを防ぐと、押し込もうとしたニャブリのシュートからもゴールを死守した。マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれ、「みんながハードワークして、体を張って守ってくれたので、最後になんとか止められてよかった」と息をついた。

 前半31分にはDFラウムの切り返しに反応して倒してしまい、与えたPKでは左へ動いたのを見透かされ、ギュンドアンに決められた。W杯でのPKの失点は14年ブラジル大会コロンビア戦以来2度目。過去にW杯で先制された試合は2分け7敗だっただけに「チームのプランが崩れた」が、その後は好セーブを連発して最少失点にとどめた。前回メンバー入りした14年大会と違うのは自信の有無。予選から出場し続け、ゴールを守るだけでなく、キャッチ後の判断と動きの速さを意識するなどレベルアップして本番に臨んでいた。

 権田が「形も大事だけど、みんながアグレッシブにチャレンジし続けた」と勝因を挙げたように、満身創痍(そうい)の守備陣も奮闘。前半は完全に押し込まれたが流れからのゴールは許さなかった。主将の吉田は「昨日もサウジが0―1から逆転して大きなことを成し遂げたので、自分たちもできると信じて戦った」と胸を張り「めちゃくちゃうれしいけど、まだ1勝しただけ。しっかりリカバリーして、コスタリカに勝ちたい」と次を見据えた。

 ≪優勝経験国に勝利は初≫日本がW杯で優勝経験国と対戦するのは3度目。98年大会アルゼンチン戦は0―1、06年大会ブラジル戦は1―4で敗れており、勝利は初。
 
W杯で日本は初の逆転勝ち。先制された試合は過去9試合で2分け7敗だった。森保ジャパン国際Aマッチでは過去2勝1分け10敗で、19年1月のアジア杯の2勝以降は白星がなかった。

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2022年11月24日のニュース