INAC辛勝発進…早大にまさかの大苦戦

[ 2011年12月18日 06:00 ]

<INAC神戸・早大>後半、攻め込むINAC神戸・川澄(中央)

サッカー全日本女子選手権第5日 INAC神戸1-0早大

(12月17日 コカ・コーラウエスト広島)
 なでしこリーグ覇者が大苦戦した。連覇を目指すINAC神戸は今大会初戦となる3回戦で早大と対戦。前半35分に南山千明(26)のヘディングシュートで先制したが、その後は追加点を奪うことができなかった。1―0で何とか逃げ切ったものの、予想外の辛勝発進となった。

 タレント軍団が大学生相手にまさかの大苦戦だった。得点はセットプレーによる1点のみ。消化不良の一戦。沢や川澄は険しい表情だった。

 引いて守られるのは想定内。だが体を張って守る早大にいつもの連係が機能しない。リーグ戦とは違うボールや、芝にも苦しめられ、パスサッカーも鳴りを潜めた。シュート数は早大の2本に対して17本と差は見せたが、最後のフィニッシュが決まらなかった。

 「向こうの方が頑張っていたし、走って勝ちたい気持ちを前面に出していた。自分たちが劣っていた」と沢は潔く相手先取を称えた。4本のシュートを放ちながら、枠を捉えきれなかった川澄は「バルサは相手が引いて守るチームでも得点を取る能力がある。INACにはそこが足りない」とトヨタ・クラブW杯で来日中のバルセロナを引き合いに出して課題を挙げた。

 ただ内容は物足りなくとも、一発勝負のトーナメントは勝つことが最優先。「元日(決勝)に勝ちたい気持ちを出してやるだけ」という川澄主将の下、リーグ覇者のプライドで、あと3勝を積み重ねる。

 <早大 大型FW大滝、気迫のプレーも涙>90分間気迫を前面に出し戦ったものの惜敗。1メートル72の大型FW大滝は「自分はふがいない結果だけど、みんながやろうという気持ちがあって誇りに思う」と涙を拭った。学生最後の試合はシュート0本で終わったが、来月上旬にはフランス1部リヨンのトライアウトを受けるため渡仏する。アーセナルの練習に参加するなど海外志向が強いだけに「そのまま契約できるよう気持ちを切り替えたい」と次の目標を見据えた。

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