18歳の小野 “松田魂”でプロ初ハット!

[ 2011年12月18日 06:00 ]

<横浜・松本山雅>後半、2点目のゴールを決めた小野(中央)はベンチのイレブンと抱き合う

天皇杯4回戦 横浜4―0松本山雅

(12月17日 富山)
 8月4日に急性心筋梗塞のため亡くなった元日本代表DF松田直樹さん(享年34)の古巣同士の対決は、横浜が来季J2に昇格するJFL松本山雅を4―0で下した。横浜はFW小野裕二(18)がプロ初のハットトリックを含む全得点に絡む活躍で天国で見守る松田さんに成長した姿を披露した。

 試合開始時の気温は5度。グラウンドの至る所で前日降った雪が積み上げられ、ピッチは選手の吐く息で白く染まる中、18歳の小野が熱いプレーでチームを鼓舞した。前半28分、ゴール前のこぼれ球に反応し、右足を振り抜いて先制弾。8月20日の磐田戦以来となるゴールに体を躍らせた若きエースは後半になっても貪欲にゴールを目指した。28分、30分と立て続けにネットを揺らしプロ初のハットトリックを達成。それだけではない。ダメ押しとなるMF中村の4点目もアシストし「きょうはとにかく勝つことができて良かった」と屈託のない笑顔を爆発させた。

 かつて「ミスターマリノス」と呼ばれた松田さんの急逝から4カ月。この日、対峙(たいじ)した相手は松田さんが最後に所属した松本山雅だった。ともに松田さんの思いを胸に全力プレーを展開。相手チームの体を張ったプレーに押される場面もあったが、小野は冷静だった。「松さんは常に、サッカーを楽しめと言っていた。きょうはそれを心がけた」。昨年チームメートだった松田さんのアドバイスを胸に、18歳がチームをけん引した。

 ◆小野 裕二(おの・ゆうじ)1992年(平4)12月22日、神奈川県横須賀市生まれの18歳。中学から横浜ジュニアユース追浜に入団。10年7月に2種登録され公式戦にも出場。同年10月17日のリーグ戦神戸戦でJ初ゴールを決めた。17歳9カ月25日の得点はクラブ最年少記録。1メートル70、62キロ。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「南野拓実」特集記事

2011年12月18日のニュース