技術、判断の速さ、戦術…松本山雅 横浜からもらったJへの糧

[ 2011年12月18日 12:41 ]

<横浜・松本山雅>マリノスに完敗し、雪の残るスタジアムでサポーターに頭を下げる山雅イレブン

天皇杯4回戦 松本山雅0―4横浜

(12月17日 富山)
 松本山雅はJ1横浜に0―4で敗れ、ベスト8進出は成らなかった。序盤こそ互角にわたり合ったものの、前半28分に相手FW小野裕二(18)に先制を許しペースを握られると、後半は大量3失点。攻撃陣もシュートをわずか3本に抑えられて完敗した。

 3度目の“大物食い”は成らなかった。2回戦でJ2横浜FC、3回戦でJ1新潟を撃破した勢いも、今季J1で5位の強豪・横浜には通用せず、歴然とした力の差を見せつけられた。加藤監督は「1人1人の能力に圧倒的に差があった。技術、判断の速さ、チームとしての戦術…。来季に向け課題がはっきり見えた」と淡々と敗戦の弁を述べた。

 真っ向勝負を挑んだ山雅は試合開始直後から全力で飛ばした。キックオフ40秒ほどでFW木島徹がドリブル突破からのファーストシュートを放ち、5000人を超える山雅サポーターをいきなり沸かせる。12分にはまたも木島徹が横浜の元日本代表DF中沢を振り切り、惜しいシュート。試合後、横浜の木村監督に「木島兄弟は怖い存在だった。最初のピンチで(得点を)入れられていたら、分からない展開だった」と言わせたほどの見せ場をつくった。

 ところが、28分にクリアボールを横浜FW小野に拾われて先制を許すと、徐々に実力差が出始める。素早い出足でパスをカットされ、ディフェンスラインの背後を次々と狙われた。相手シュートがポストに当たる幸運もあり、前半は1失点でしのいだものの、後半28分に2点目を奪われると、その後はなすすべなく失点を重ねた。DF飯田は「まだまだだなと思った。基礎的なことから上げないといけない」と、現実を受け止めた。

 これで山雅の今季が終わった。加藤監督は「JFLではやれることでも、ここではできない。選手たちは謙虚に受け止め、考え方を変えればもっと成長できると思う」と、今後に期待を込めた。この苦い敗戦は、必ずや来季J2で戦う糧となるはずだ。

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