C大阪PK戦制し8強入り!村田 途中出場で仕事

[ 2011年12月18日 06:00 ]

<C大阪・仙台>延長後半10分、同点ゴールを決め、ガッツポーズを見せるC大阪・村田

天皇杯4回戦 C大阪1-1(PK4-2)仙台

(12月17日 金鳥スタ)
 執念の粘りで8強入りを決めた。4回戦7試合が17日に各地で行われ、C大阪は金鳥スタジアムで仙台と対戦。0-1の延長後半10分に途中出場のMF村田和哉(23)が同点ゴールを決めると、PK戦の末に勝利を収めた。クラブにとっては6大会ぶりのベスト8入り。今季限りで退任するレヴィー・クルピ監督(56)の花道を飾るべく頂点を目指していく。

 金髪のルーキーが敗色濃厚のチームを救った。大仕事をやってのけたのは、後半42分から投入された村田だ。0-1で迎えた延長後半10分。MF大竹、FW播戸とつながったボールをゴール前で受けると、反転しながら右足でシュート。これが右ポストに当たりネットに吸い込まれると、その勢いのまま突入したPK戦では全員が成功して8強入りを決めた。

 「ゴールのシーンは覚えてないんですよ。みんなからも聞かれるんですけど…。ホンマに、どうやってトラップしたかも覚えてないんです」

 試合後も興奮がさめやらない。負ければ今季限りで退任するレヴィー・クルピ監督のラストゲームとなってしまう状況下で、殊勲の一撃を大卒1年目の男が決めた。

 播戸からのラストパスは「金髪」でつながるホットラインだった。リーグ最終節前のある日。播戸からの突然の電話で、大阪市内の美容院に呼び出された。何事か分からないままイスに座ると、約5時間にもわたるカラーリングの末に、大学卒業から貫いてきた黒髪はゴールドへと染め上げられた。「みんなが一回は通る道や」。尊敬する先輩の言葉にも当初は戸惑いを隠せなかったが、迎えた第34節・福岡戦ではプロ初ゴール。自らの殻を破るキッカケにもなり、今では「これでいきます」とラッキーカラーと自認している。

 クラブにとっては6大会ぶりとなるベスト8進出。クルピ監督は「これでクリスマスはブラジルで過ごせない」とジョークで笑いを誘ったが、この勝利がチームに勢いをもたらすことは間違いない。24日に控えるのは準々決勝・清水戦(長居)。C大阪としては初となる優勝へ、このまま一気に突っ走る。

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