川井 攻め続けて金「それが自分の教えてもらったレスリングです」

[ 2016年8月19日 07:12 ]

栄和人チームリーダーを肩車する川井梨紗子(AP)

リオデジャネイロ五輪 レスリング女子63キロ級

(8月18日)
 五輪初出場ながら快勝で金メダルを獲得したレスリング女子63キロ級決勝が行われ、川井梨紗子(21=至学館大)は、満面の笑みで大学の監督であり、の栄和人チームリーダーを2度思いきり投げ、肩車をする“勝者のセレモニー”を行った。決勝の前に優勝した時には「監督に投げさせてください、とお願いした。2回も投げられて良かった」と笑った。

 もともとは前日4連覇を達成した伊調薫と同じ58キロ級だったが、栄監督に勧められ転級。必死に体を大きくしてつかんだ代表だ。昨年9月の世界選手権では銀メダル。「その時は決勝に行けたことがうれしくて舞い上がってしまってしまったので、大きな舞台でしか雪辱できないと思った。絶対に勝つ、という気持ちで。昨日、3人が金メダルを獲って、自分も欲しいと思った」と力を込めて語ったが「あ、すいません。質問を忘れてしまいました」と、喜びで一杯な様子だった。

 1時間前には4連覇を狙った53キロ級の吉田沙保里(33=フリー)が決勝でまさかの敗退。その余韻を振り切るように、攻め続けて完勝。「それが自分の教えてもらったレスリングです」と胸を張った。

 金メダル授与式を終えた川井は「重たいです。この階級にするまでも、してからも色々あった中で、最初で最後の五輪の63キロ級でいい形で終われて良かった」としみじみ。前日、登坂、伊調、土性が見た景色と同じ高さの表彰台に上がり「いい景色でした。日本の国旗が沢山見えて、やっぱり五輪ってすごいんだな、と改めて思いました」と語った。

 今後は再び58キロ級で伊調に挑む。4年後の東京五輪へ向け「また絶対に戻ってきたいですね?」と問われ「もちろんです」ときっぱり答え、表彰台の真ん中に「絶対立ちます」と気合を込めていた。

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