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川井梨紗子、銀メダル以上確定!初五輪で吉田とともに決勝へ

[ 2016年8月19日 01:04 ]

<女子レスリング・63キロ級 準決勝>決勝進出を決め、スタンドの声援にこたえる川井
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リオデジャネイロ五輪 レスリング女子63キロ級

(8月18日)
 レスリング女子63キロ級が行われ、川井梨紗子(21=至学館大)が準決勝でインナ・トラズコバ(ロシア)を破り銀メダル以上が確定した。五輪4連覇を狙う53キロ級代表の吉田沙保里(33=フリー)とともに決勝進出。初出場のリオ五輪で金メダル獲得を目指す。

 川井の初戦となった2回戦はロンドン五輪5位のモニカ・ミハリク(ポーランド)と対戦。鋭く低いタックルからポイントを奪うなど5―0で勝利した。準々決勝のアナスタシア・グリゴリエワ(ラトビア)戦は終始主導権を握り、8―2で圧勝した。

 準決勝は序盤から持ち味のタックルで攻め込みポイントを積み上げ第1ピリオドでテクニカルフォール勝ちを収めた。

 母の初江さん(旧姓小滝)は1989年世界選手権53キロ級(当時)7位の実績を持ち、父の孝人さんも元全日本学生王者というレスリング一家の出身。妹・友香子もレスリング選手で、昨年の全日本選手権では姉妹で決勝を戦った。愛する家族の思いを背負って立った夢舞台で悲願の金メダルに王手をかけた。

 ◆川井 梨紗子(かわい・りさこ=レスリング女子63キロ級)13、14年に世界ジュニア選手権2連覇。15年は五輪を目指して58キロ級から63キロ級に上げ、全日本選抜選手権で優勝、世界選手権2位となった。愛知・至学館高出、至学館大。1メートル60。21歳。石川県出身。

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