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16歳美波8位で決勝進出 強心臓尻上がり「楽しめている」

[ 2016年8月19日 05:30 ]

72点をマークした板橋の4本目

リオデジャネイロ五輪女子高飛び込み予選

(8月17日 マリア・レンク水泳センター)
 リオデジャネイロ五輪女子高飛び込みの予選が行われ、予選10位の板橋美波(16=JSS宝塚)は335・55点の8位で決勝に進んだ。

 尻上がりに調子を上げた。12位で迎えた3本目。予選はミスして39・6点となった板橋だが、64・35点と持ちこたえて10位に浮上すると、4本目で入水を決めて73・5点をマーク。最後もしっかりそろえて初の五輪で決勝の舞台に進んだ。「(今回は)どの試合よりも落ち着いてできている。決勝に進めてうれしい。試合自体を凄く楽しめている」

 飛び込みで日本勢の先陣を切った五輪5度目の寺内健がよもやの予選落ち。その大先輩から「俺のパワーはあと90%残っているから全部あげるわ」と声を掛けられた。トレーナーの指導で春から体全体を使ったトレーニングを始め、痛みがあった足も「びっくりするぐらい治った」という。女子では世界で板橋しかできない離れ業の「109C(前宙返り4回半抱え型)」は予選、準決勝は封印。最後の戦いに向け集中力を高めた。

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