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【広瀬栄理子の目】銅の奥原 抜群の打ち分け、タカマツに負けぬ価値

不戦勝で銅メダルを決め、笑顔を見せる奥原

リオデジャネイロ五輪・バドミントン女子シングルス

 女子シングルスの奥原選手が獲得した銅メダルは、本当に素晴らしい結果だと思います。男女通じて初のシングルスのメダル。誰もが目指す種目での銅メダルは、女子ダブルスの高橋・松友ペアの金メダルにも負けない快挙でしょう。

 奥原選手は、初五輪にもかかわらず、初戦からとても落ち着いて、自分のプレーを出せていました。豊富な運動量と、正確でスピードがあるフットワークが持ち味。コート全面をカバーしなければならないシングルスで、速く、無駄のない動きを武器に、どんなショットでも拾える守りの強さが特長です。

 ただ、今大会は守備から積極的に攻撃に移るスタイルも見せました。レシーブからチャンスをつくり、そこで打つスマッシュとカット(ラケット面でシャトルを切るショット)の打ち分けが、抜群でした。同じフォームで打つだけでなく、相手の動きを見てストレート、クロスとコースを変える。相手が拾えないエースショットが多かったのは、そのためです。

 準決勝で対戦したプサルラ選手(インド)は、わたしも対戦経験がありますが、彼女のベストパフォーマンスでしょう。奥原選手は残念でしたが、決勝がプサルラ選手とマリン選手(スペイン)と、追い込まれても力で押し返すパワー系選手の対決になったことを考えると、数年前からのパワー系への流れは、4年後にもう一つレベルアップしてくると思います。

 その東京五輪に向け、奥原選手の銅メダルは大変、意味のあるものになりました。小さな体でも、シングルスでメダルを獲るチャンスはあるという夢を与えてくれたし、自分もできるという目標にもなります。あらためて、素晴らしい結果をありがとうと言いたいです。(2008年北京五輪女子シングルス代表、ヨネックスアドバイザリースタッフ)

[ 2016年8月19日 21:09 ]

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