橋下徹氏 日本のウクライナ支援に言及「ビーフシチューより」「日本も有事に巻き込まれた時に」

[ 2023年5月28日 10:11 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(53)が28日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。日本のウクライナ支援について言及した。

 ウクライナ軍のザルジニー総司令官は27日に「われわれのものを取り戻す時がきた」と通信アプリで訴えた。ロシアからの領土奪還を目指す反転攻勢を近く開始することを明らかにした可能性がある。ロシア側は塹壕を掘るなど防御を固めているのは確実で、戦闘が激しくなる恐れがある。

 橋下氏は、日本のウクライナ支援について「ビーフシチューより弾薬を」とし、「ビーフシチューは否定はしませんよ。だけれども今、日本は弾薬、武器はもう完全に外国に供与できないってなっているんですが、そもそもその原則は日本が有事になることはないということが前提で、もうそれが大前提だったんです。だって日本の憲法というのは紛争がない、戦争がない世界という理想の世界を目指していて、そこからずっと理屈を考えていくと、もう日本は有事に巻き込まれないという前提でいろいろ安全保障の制度ができてきた」と指摘。

 そのうえで「今、国際情勢は違うじゃないですか。その時に日本も有事に巻き込まれた時に自国だけですべて武器や弾薬をまかなえるわけがないんですよ。特に弾薬は本当に足りないくらいの状況で、じゃあ日本が有事に巻き込まれた時の欲しいもの、他国に下さいねっていうようなものを、日本はいざという時には他国に渡しませんよと、これは通じないじゃないですか。日本も渡しますよ、だから日本にも下さいよっていうのが、これが国際社会のルールだと思う」と自身の見解を述べた。

 そして「日本が必要とするものが弾薬だということであれば、それはしっかりと他国に渡さなければいけない。その渡し方もいきなりウクライナに渡すんじゃなくて、米国に渡して米国からウクライナに行くとかいろんなやり方があると思う。一律武器と弾薬は全部だめだというのは、日本の有事のことを全く考えていない理屈だと思う」と話した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年5月28日のニュース