日本映画、カンヌW受賞 役所広司が男優賞 坂元裕二氏は脚本賞

[ 2023年5月28日 13:00 ]

 「パーフェクトデイズ」で主演し、カンヌ国際映画祭で男優賞に輝いた役所広司(ゲッティ=共同)
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 フランス南部で開催されていた第76回カンヌ国際映画祭の授賞式が27日夜(日本時間28日未明)開かれ、東京を舞台にした「パーフェクトデイズ」(ビム・ベンダース監督)で主演した役所広司(67)が男優賞に輝いた。是枝裕和監督の「怪物」の坂元裕二さん(56)も脚本賞を受賞した。日本の2作品がカンヌのコンペティション部門で主要賞を同時受賞するのは初めて。

 日本の俳優が男優賞を獲得したのは、2004年の「誰も知らない」(是枝監督)の柳楽優弥以来2人目。日本の作品の脚本賞受賞は21年に「ドライブ・マイ・カー」で濱口竜介監督と大江崇允sんが獲得して以来2度目。

 最高賞「パルムドール」は、フランスのジュスティーヌ・トリエ監督「アナトミー・オブ・ア・フォール」に決まった。

 授賞式の壇上で役所は、脚本も担当したベンダース監督らについて「(主人公の公共トイレ清掃員の)平山という男を魅力的に書いてくれてありがとう」と語り、スタッフや妻にも感謝した。記者会見では「平山は、私たちが普段は見えない、話題にしないような人たちがよく見え、見ようとする、心に余裕のある人間だと思う」と語った。

 また、坂元さんに代わって登壇した是枝監督は「一足先に日本に帰った坂元さんに、すぐ伝えます」とコメントし、その後の会見で坂元さんから届いたメールを紹介。「怪物チームの一人としてうれしい。感無量です」と読み上げ、「私も感無量です」と続けた。

 役所さんは1997年の同映画祭で最高賞に輝いた「うなぎ」(今村昌平監督)でも主演。坂元さんは91年の「東京ラブストーリー」など多くのテレビドラマの脚本を手がけ、ヒット作を連発している。

 「パーフェクトデイズ」は、寡黙な清掃員の日常をドキュメンタリーのようなタッチで描いた作品。役所さんは読書と写真、木々を愛する主人公を好演した。「怪物」は、子どもたちと学校を巡るサスペンス調の物語で、母親や教師らに視点を変えながら展開する。音楽は今年3月に亡くなった坂本龍一さんが担当した。

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