橋下徹氏 自民党の女性限定候補者公募に「僕は賛成。20年たっても変わらないのでこういう形で…」

[ 2023年3月6日 09:31 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が6日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党東京都連が次期衆院選の東京18区(小金井市、西東京市)の候補者を女性限定で公募すると発表したことに言及した。

 多摩地域に女性の衆院議員がおらず、積極的に擁立するのが目的で、党本部によると、女性に限った公募は珍しいという。3日から10日が応募期間で都連や党本部などが選考する。東京18区は衆院小選挙区定数「10増10減」を反映した改正公選法の施行で区割りが変わる。自民の支部長は決まっていない。立憲民主党は菅直人元首相が公認予定者となっている。番組では、前回の21年衆院選の自民党の女性候補の割合は9・8%、立憲民主党は18・3%、公明党は7・5%、日本維新の会は14・6%、共産党は35・4%、国民民主党は29・6%などのデータを伝えた。

 橋下氏は「まさに賛否両論あるやり方なんですけれど、僕は賛成です」と言い、「この自民党のやり方がいわゆるクオータ制というもので、女性に特権的に枠を提供するやり方。日本は国会議員とか会社の経営層に女性がものすごい少ないんですよね。増やさなければいけないっていうことをかれこれ20年、30年やって全然増えてこなかった」と指摘。

 そして、「僕も昔は、能力で選ぶべきで、男女でこういう形で分けるべきではないと言ってたんですけど、20年たっても変わらないので、こういう形で女性に一定の枠を提供して、まず女性の国会議員、女性の経営者層を増やして、その女性たちによって女性が働きやすいルールをつくる、そういうことが必要なのかなと思います」とし、「未来永劫こういう形で女性に特別の枠を提供するっていうのは反対なんですが、女性の国会議員が一定の環境を整えて、女性が働きやすいルールを整えた後でこういう枠は撤廃すればいいと思う」と自身の考えを述べた。

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2023年3月6日のニュース