「sumika」メンバー黒田隼之介さん追悼「まだ受け止めきれないけど、ずっと愛しているよ隼ちゃん」

[ 2023年3月6日 15:17 ]

「sumika」の(左から)小川貴之、荒井智之、片岡健太、黒田隼之介さん

 ロックバンド「sumika」のボーカル・片岡健太(37)ドラムス・荒井智之(40)キーボード・小川貴之(33)が7日、公式サイトで2月23日に亡くなったギタリスト・黒田隼之介さん(享年34)を追悼した。また、予定されていたライブ及び映画の”中止”、”見合わせ”についても発表された。

 「sumika」は公式サイトに「sumikaに関するお知らせ」のタイトルで、株式会社エッグマン/株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ名義のコメントとともに、「いつもsumikaを応援してくださっている皆様にご報告申し上げます。去る2月23日に永眠したsumikaのギター/コーラス黒田隼之介の葬儀が執り行われましたことを、謹んでお知らせ申し上げます。誠に勝手ではございますが、ご弔問、ご供花等はご遠慮くださいますようお願い申し上げます。ここに生前のご厚情に深謝しますとともに、これからもsumikaを温かく見守っていただけますよう、お願い申し上げます。」とファンに向けて報告した。

 また、メンバー3人からのコメント全文は以下の通り。

 突然のことで驚かせてしまってごめんなさい。想像すらしなかった現実を受け止められず、頭では理解しようとしているのに心が拒否する、何にも感情が振れない日々を過ごすことしかできませんでした。

 人生何が起こるかわからない。心の底からそんなことを思いました。

 それでも、少しずつですが感情一つ一つを整理しながら今ある現実というものを受け止めることができるようになってきた気がします。

 昔、隼ちゃんが言った「sumikaというのは、そこにいる人ではなくそこに宿る意思」という言葉を何度も何度も思い出しました。笑顔と優しさとギターと、時折垣間見える誰よりも強い意志でずっとバンドを守ってくれていた隼ちゃん。隼ちゃんからもらったもの、過ごした時間、全ての思い出。全部持って、前に進んでいきたいと思いました。どんな進み方になるかわからないし、どのくらい時間がかかるかわからないけど、それでもまたsumikaとして歩いていきたいと思いました。歩いていく過程で、様々な場面でまた思い出すだろうし寂しくなるだろうし涙も出るだろうけど、そうやって少しずつ向き合っていきたいと思います。

 それぞれがそれぞれのペースで向き合って、そしてまた元気な姿で再会できることを願っています。その時は一緒にたくさん泣いてたくさん笑いましょう。

 まだ受け止めきれないけど、ずっと愛しているよ隼ちゃん。出会ってくれて、一緒にバンドを組んでくれて本当にありがとう。

sumika
片岡健太 荒井智之 小川貴之

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2023年3月6日のニュース