篠塚和典氏 伊藤智仁からの伝説のサヨナラ弾の“真相”「投げ急いでいた…すぐ構えて“はい来いよ”と」

[ 2023年2月24日 12:08 ]

篠塚和典氏(2017年11月4日撮影)
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 元巨人の篠塚和典氏(65)が23日深夜放送のテレビ東京「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」(木曜深夜1・00)に出演。93年にヤクルト・伊藤智仁から放った伝説のサヨナラ本塁打の“真相”を語った。

 1993年6月9日、石川県立野球場で行われた一戦で、篠塚氏はリーグタイの1試合16三振を奪っていたルーキーの伊藤からサヨナラ本塁打を放った。伊藤の武器は、高速スライダーで、篠塚氏は9回から二塁の守備に入っていた。

 篠塚氏は「あの当時、(ベンチに)帰ってくる選手から(スライダーが)“消える”とかの言葉が入ってきたから、8回くらいにブルペンに行って、石毛もスライダーを投げるし、体感しとかなきゃいけないんで、石毛のボールで合わせていた」と言い、「自分の中で三振しないバッティングっていうのがあるんで。だから三振は絶対にしない思いでね。一応、(打席で)スライダーは見ようと思ったんですよ。どういうスライダーかって。僕は常にどんなカウントでも真っすぐ狙ってるタイプなんで。スライダー来てたら僕、打ってないです。初球にストライク取りにきたんですよ。それをカポンって打った。伊藤君は投げ急ぎしてたんですよ。こっちはすぐ構えて“はい来いよ”と、そこに投げてきたのをカポンって」と振り返った。

 この日は、サヨナラ本塁打したバットを持参しており、「その時おろして使ったバットですから、その時しか使っていないです。ボールの(当たった面も)1カ所残ってます。縫い目があります」と説明した。

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