ナジャ・グランディーバ 老舗温泉旅館で3700倍のレジオネラ菌検出に「浸かったて思うとゾッとする」

[ 2023年2月24日 17:33 ]

ナジャ・グランディーバ
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 タレントのナジャ・グランディーバ(48)が24日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)に出演。福岡の老舗温泉旅館で基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されたことに言及した。

 福岡県によると、筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉 大丸別荘」が、週1回以上必要な浴場の湯の取り換えを年2回しか行わず、調査で基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されたという。旅館は湯の交換頻度を虚偽申告していた疑いがあり、県は公衆浴場法に基づく罰則の適用も視野に調べている。

 大丸別荘を含む複数施設に立ち寄った他県からの来訪者が、体調不良を訴えて医療機関を受診し、レジオネラ属菌が原因と判明。筑紫保健福祉環境事務所が昨年8月、体調不良との関連は不明だったものの訪問先の一つとして大丸別荘を検査し大浴場で、県条例の細則で定める基準値の約2倍に相当する菌が検出された。この際、旅館側は湯の交換頻度や塩素注入は適正だと説明。さらに、10月の自主検査でも菌は基準値以下だったと県に届け出た。

 しかし、11月の県の再検査で基準値の最大3700倍の菌を検出。旅館側は今年1月下旬、交換は年2回の休館日のみで、塩素注入も怠っていたと県に改めて報告。違反状態は2019年ごろから続けていたという。県は昨年末、旅館に改善指導した。県によると、大丸別荘の大浴場の浴槽は循環式。県条例では、連日使う循環浴槽は全ての湯の交換を週1回以上行い、浴槽内の残留塩素濃度の基準を1リットル当たり0・4ミリグラム以上と定めている。

 ホームページ(HP)によると、旅館は1865年創業。昭和天皇も宿泊したことがある。HP上で「報道の内容については事実でございます。保健所の指導の下、改善を行い、12月末より換水清掃および塩素注入の体制を整え、基準を満たした上で大浴場の営業を再開しております」と記している。
 
 番組ではこの問題を取り上げ、ナジャは「もちろん、(換水や清掃などを)しっかりやってくれているのが当たり前ですし、決まりもあるわけですから、皆、それに従ってやってると思うんです」と多くの温泉施設はきちんとルールに基づいて運営しているとした上で「お客さんは信じてそこの旅館温泉に行ってるわけですから、そこを裏切られたっていうのがね。なんかショックですし、ルールは最低限守ってもらいたかった」と言及。

 そして「3700倍のレジオネラ菌って、どんなお湯なんだろ…。そこに浸かったて思うとゾッとしますよね」と憤った。

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2023年2月24日のニュース