「鎌倉殿の13人」泰時“双六トラウマ”第15話“産声”に続きネット再び鳥肌…歩き巫女おばば占い的中

[ 2022年9月17日 13:50 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第35話。“おばば”こと名うての歩き巫女に「双六は苦手」と見抜かれる北条泰時(坂口健太郎)(C)NHK
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 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は18日、第36話が放送される。前回第35話(9月11日)の話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。鎌倉を舞台に、御家人たちが激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第35話は「苦い盃(さかずき)」。3代鎌倉殿・源実朝(柿澤勇人)の妻になる後鳥羽上皇(尾上松也)の従妹・千世(加藤小夏)が京から鎌倉へ到着。政子(小池栄子)らが出迎えるが、千世を連れてくるはずだった北条政範(中川翼)は京に到着して2日後に“怪死”。愛息の凱旋を心待ちにしていたりく(宮沢りえ)は失意に沈む。そんな中、娘婿・平賀朝雅(山中崇)が畠山重忠(中川大志)の嫡男・重保(杉田雷麟)への疑惑をりくに告げる。一方、朝雅の振る舞いについて重保から相談された北条義時(小栗)は父・時政(坂東彌十郎)に…という展開。

 実朝は鹿汁をごちそうになり、意気投合した和田義盛(横田栄司)の館を再び訪れた。義盛は実朝、北条泰時(坂口健太郎)鶴丸(きづき)を“面白い所”に連れていく。

 とある寺。テントのようなものの中に“おばば”こと名うての歩き巫女(大竹しのぶ)がいる。

 歩き巫女「(占いを始め、枝葉を水につけながら何かを唱える)この中にひと月、体を洗っていない者がおる」

 義盛「俺だ。よく分かったな」

 実朝「実は、私も分かっていた(手を鼻にやる)」

 泰時「これって、占いですか」

 歩き巫女「(義盛に)おまえ、もっと後ろに下がれ。(泰時を指し)双六。苦手だろ」

 泰時「苦手というか、子どもの頃から双六をすると、どういうわけか具合が悪くなってしまうんです」

 歩き巫女「さもありなん。(鶴丸を指したかと思うと、実朝を指し)雪の日」

 実朝「雪の日」

 歩き巫女「雪の日は出歩くな。災いが待っている」

 実朝「災い」

 義盛「雪の日は滑るから、だいたい皆、出歩かない方がいいんだ」

 歩き巫女「うるさい」

 義盛「次、俺」

 歩き巫女「寄るな!」

 泰時の「双六が苦手」がSNS上の話題に。第15話「足固めの儀式」(4月17日)、上総広常(佐藤浩市)は梶原景時(中村獅童)と双六の最中に討たれた。そして、義時と八重(新垣結衣)の長男(のちの泰時)が誕生。その産声は「ブエイ(武衛=広常が呼んだ源頼朝の尊称)」に聞こえた。

 SNS上には「ここへ来て上総介の因果をしっかり視聴者に焼き付けていく脚本」「ブエイの呪い、怖っ」「実朝への雪の日の忠告よりも、泰時への双六の話でヒェッてなってしまった」「泰時くんが双六をすると具合悪くなるって、単に苦手なだけなのかと思っていたけど、そうだったのかと戦慄…上総介殿」「わたしは前世説より守護霊の影響だと思います」「上総広常公が誅殺された日に『ブエイブエイ』と泣いて生まれてきた金剛ちゃんが20年経って太郎泰時を名乗っても、双六へのトラウマから無自覚で体調崩すの、本当に広常公の魂が入ってるんだな」などと鳥肌が立つ視聴者が相次いだ。

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