田中健 急逝の古谷一行さんを追悼「満面の笑みばかり思い出します」 「オレゴンから愛」などで共演

[ 2022年9月3日 08:57 ]

田中健
Photo By スポニチ

 俳優の田中健(71)が3日、自身のブログを更新。多くの作品で共演し、先月23日に亡くなっていたことが分かった俳優の古谷一行さん(享年78)を追悼した。

 「昨夜、古谷一行さんが旅立たれたニュースに接し、居合わせた友人や家族とも思い出話を重ねていました」と切り出した田中。「泣きはらした後のような 涙色の空を見上げながら blogにも書いてみます」とつづった。

 「出会いはたしか約40年前、古谷さんの主演のTBSドラマ『青春諸君』で、僕が何故か主題歌を歌うことになり初めてお会いしました。『LOVE IS MUSIC』という素敵な曲でした。その後、たくさんのドラマで共演してますが歌手として出会っています」と意外だった出会いを回顧。「2年後、『江戸の用心棒』京都での撮影で半年間ご一緒しました。当時の京都の撮影所は、最強プロ集団 生半可な気持ちで出掛けると怖いんだと周囲から聞いていましたが 古谷さんのお陰でハードルが下がり 楽しい思い出しかないまま撮影を終えました」と記した。

 「その後は『オレゴンから愛』オレゴンでのゴルフのことが思い出されます」と田中。「僕がロケがない時練習してるのを見て『教えて』とやってきた古谷さん。その頃の古谷さんはゴルフ大嫌いで『もし俺がゴルフ始めたら、罰金払う!』と日本の仲間に豪語してたようですが、2、3日したら、なんとゴルフクラブ買ってきました。ハマったようで、『このクラブはオレゴンに置いておくから俺が始めたこと 他言しないように』と念を押されて笑いました。2、3年経った頃、東京のゴルフ場で、お会いすると罰金払って日本でもゴルフを始めたとまた大笑い 練習熱心で、シングルプレイヤーとなられてます。『健ちゃんが、先生だよ』と当初おっしゃっていただいたことが自慢です」と懐かしんだ。

 さらに「科捜研のゲストでいらした時の満面の笑みも浮かんでくる」とも。「難しい大役を幾つも重ねられた名俳優ですが 僕は、古谷さんの満面の笑みばかり思い出します」と思いを馳せ、「どうぞ、安すらかに。日本のドラマ、藝能界の守護神のお一人として天から我々を応援ください」と追悼した。

続きを表示

2022年9月3日のニュース