黒柳徹子 森英恵さんを追悼「めったに存在しない、優れた女性」 ザ・ベストテンなどの衣装公開

[ 2022年8月18日 15:20 ]

黒柳徹子公式インスタグラム(@tetsukokuroyanagi)から

 女優の黒柳徹子(89)が18日、自身のインスタグラムを更新。11日に亡くなった日本を代表する国際的ファッションデザイナーで、文化勲章受章者の森英恵さんを追悼した。

 黒柳は「とても悲しい。私は森英恵先生には、たくさんの素敵なお洋服を作っていただきました」とつづり、森さんが制作した衣装を投稿。「ベストテンをやってた時は、たいがい、森先生のお洋服でした。絶対に歌手の方と被らないし、森先生のイヴニングは、立ってる姿がとても素敵だったからです」と振り返った。

 続けて「森先生は美しい方でした。お作りになるお洋服は、女性的で、感覚的で、しかも品格があり、外国のどこに着て行っても堂々としていられました。ニューヨークにいた時、ワシントンに天皇陛下がいらっしゃって、大パーティーが開かれた映像を見たのですが、その時いらしていた外国の方々は、ほとんど森先生のお洋服でした。本当に、蝶が舞うように、美しかったです。昔、外国で1ドルくらいで扱われていたスカーフの蝶々を森先生がご覧になって、いつかこの蝶々を世界的にすると、決心なさったそうです。そして、世界に蝶は舞いました」と悼んだ。

 黒柳によると、「私は森先生のお家で、世界中の有名人にお会いできました。ホロビッツとか、デザイナーのジバンシーとか、オードリーヘップバーンたちと一緒にディナーを頂きながら、笑い話をして、楽しい時間を過ごしました。フランスで日本人唯一人のオートクチュールデザインを極められていた方なのに、いつも 新しいデザイナーを推薦なさって、励ましていらっしゃいました」という。

 森さんについて「どんな時もお優しく、ユーモアがあり、また政治の話もなさいました。あの時代に東京女子大にお入りになり、結婚もなさり、お子さんも育てながら洋裁の学校に入って勉強して、デザイナーになった方です。ご主人の励ましも良かったのだと思います。めったに存在しない、優れた女性。森英恵先生。お疲れ様でした。私はいつまでも、先生のお洋服が着られる体型にして、美しくいたいと思います。そして、数えきれないお礼を申し上げます。ありがとうございました」と感謝の気持ちをコメントした。

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