佐藤浩市 父・三國連太郎さんが「スーさんじゃないんだよ」と言っていたと告白 自身は“息子”呼びに反発

[ 2022年1月3日 13:59 ]

佐藤浩市
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 俳優の佐藤浩市(61)が3日放送のテレビ東京「チマタの噺 正月SP」(後0・30)に出演。父の俳優・三國連太郎さん(13年死去、享年90)について語った。

 MCの笑福亭鶴瓶から「今やから言えるけど、三國連太郎の息子と言われる、誰かの息子と言われることに対してのちょっとアレルギーみたいなものが。最初」と聞かれると、佐藤は「もの凄い強かったから」と即答した。

 「でも今にして思えばね、事実なんだからそれは。それを甘受して『はい』って言える方が大人なんだろうけど、大人になり切らなくてもいいじゃないかって言うところのやつらの方が僕は見どころがあると思うし。ある種自分が何者かが分かったときに、『はい』っててらいなく答えられるようになるって俺は思ってるし」とも語った。

 鶴瓶が「でも中井貴一はそれあんまりないやん」と俳優・佐田啓二さん(64年死去)を父に持つ俳優・中井貴一の話を振ると、佐藤は「あいつは親父さんを見てないんだよね。生活の中で。僕は不遜なという言い方をしちゃあれだけど、そういう三國を見てるじゃない」と分析。「これは俺は自分の息子にも悪かったんだけど、あれだけ家で悪口言っちゃいかんな。やっぱりね、聞いてんだよね。それで俺も親父がたまに家にいると親父が何か言ってんな、とか聞いちゃってたとかあったから、態度が悪かったんだろうなと。そういう意味での(中井とは)出自は違うなと。佐田さんと三國というタイプも全然違うし」と続けた。

 鶴瓶が三國さんについて「三國連太郎で生ききりはったもんね。素晴らしいと思うよ。どの年になっても、三國連太郎て言うので当てて向こうへ行かはったからね」と尊敬の念を口にすると、「ま、(『釣りバカ日誌』の)スーさんが最後は」と佐藤。「あんまりこういう話を言っちゃいけないんだけど、ロケバスかなんかで、周りから『スーさん!』って言われると、『スーさんじゃないんだよ』って三國がつぶやいてた」と笑わせ、「本人が望む望まないにかかわらず、最後は『釣りバカ』が凄く当たっちゃったから」と明かした。

 鶴瓶が「80過ぎてでもスーさんで声かけられんねんで。そんなんある?いつまでも声かけられたいぐらいの作品残したいよね」と語ると、佐藤は「あれは凄いけど、三國としては違うプライドがあったりとかね。その気持ちもよく分かるし。そこで『釣りバカ日誌』を抱えて西田(敏行)さんと一緒に作り上げてきた最後の10年、20年も凄いわけだし」と話した。

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2022年1月3日のニュース