木村美紀＆福井セリナ　東大と薬剤師タッグでクイズ研究会設立

「理系クイズ研究会」を立ち上げた木村美紀（左）と福井セリナ
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　「生島企画室」所属の薬学博士で東邦大学講師・木村美紀（36）とタレントで現役薬剤師・福井セリナ（27）が社内に「理系クイズ研究会」を立ち上げた。2人は「クイズ番組に出るだけでなく、面白い出題問題を考え本も作りたい」と声をそろえた。

　定期的に勉強会を開催し、テーマを決めて、その分野に関する知識を増やすという。木村と言えば、東大薬学部時代から「現役東大生タレント」として名を馳せ、テレビのクイズ番組に多数出演してきた。薬に関する一般向けのシリーズ本も出版し、現在は1児の母親として子育てに奮闘しながら、「薬学教育推進部門」講師として東邦大学の教壇に立っている。

　「答えられない問題があると悔しくて、1カ月くらい頭から離れず、“次こそは！”とやる気がわいて。クイズを通じて楽しく学べることを体感しました。これから薬のクイズを作って、楽しみながら健康になってもらえるような社会貢献ができたら」と研究会設立に意欲を燃やす。

　一方、福井はクイズ出演のキャリアは短く、現役薬剤師としてタレント業務の合間を縫って調剤薬局で働いている。「木村さんは私の憧れの薬剤師であり、輝いている女性です。ぜひ、木村さんの薫陶を受けて頑張ります！」と力こぶを作る。

　「専門なので、お薬にまつわるクイズを作りたい。YouTubeなどで配信もいいかな」。

　肩書は木村が「塾長」で、福井は「第一研究生」。クイズを通して理系の世界に少しでも興味を持って頂けるような活動がしたいと、抱負を掲げている。