佐藤浩市 「これだけはできない」と思う父・三國連太郎さんの名作とは…「僕にはアンタッチャブルです」

[ 2022年1月3日 15:35 ]

佐藤浩市
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 俳優の佐藤浩市(61)が3日放送のテレビ東京「チマタの噺 正月SP」(後0・30)に出演。自身にとって「アンタッチャブル」な作品を挙げた。

 MCの笑福亭鶴瓶が「これは絶対ないやろうけど、三國さんが、『お前良かったよ。あれは』とか。それはなかったん、一回も」と尋ねると、佐藤は「それは僕の母親ではなくて、三國の奥様(継母)に『良かったって言ってたわよ』って聞いたりすると、嬉しかったですね。そらそうでしょう」と振り返った。

 鶴瓶はまた「いや俺は『この人凄いな』ってずっと思わざるを得ない映画が『飢餓海峡』、こんな映画、出てる人も凄いけど、この映画に出てるあの人って狂気や」と三國さんが出演した65年の作品を挙げた。続けて「(佐藤が)やれるんちゃうかなって思うねんけど、あれは凄いでしょ」と振ると、佐藤は「いや、もう年齢的には厳しいなと」と答えた。

 「やっぱりね、何とか『飢餓海峡』を、みたいなお話は少しだけ上がったりするときもあったんですよ、僕がもうちょっと若い時に」と佐藤。佐藤はその際「でも僕は飢餓を知りません。三國はその時代の飢餓を知ってる。実際に戦争があって飢餓を知ってる中での三國の『飢餓海峡』は僕にはアンタッチャブルです」と話したとし、「ここだけはできない」と続けた。

 佐藤はさらに「三國さんがやった(新選組の)芹沢鴨を三谷幸喜(脚本)で(NHKの)大河でやらさしてもらったり、それは逆にやりたいって思ってやった」とし、「ただ、これはアンタッチャブルだっていうのが、三國の『飢餓海峡』であり、歌で言えば原田芳雄の『愛の讃歌』。これは自分にとってはアンタッチャブルです」と断言。鶴瓶に「役者歌でも歌わない?」と聞かれても、「歌わない。そろそろ『愛の讃歌』やりません、なんて振られるけど、でもちょっとこの域はいけないなっていう」と力説した。

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2022年1月3日のニュース