「飲み会は自己責任」炎上ユーチューバー・えびすじゃっぷ、一転して謝罪「チャンスだと捉えてしまった」

[ 2021年7月3日 21:05 ]

 ユーチューバーグループの「えびすじゃっぷ」が3日、自身らのチャンネルを更新し、先月25日に投稿した動画で「飲み会は自己責任」と発言したことについて謝罪する場面があった。

 「えびすじゃっぷ」はフジ、けす、森山の3人組で結成されたグループ。フジは早稲田大学中退、けすと森山は慶応義塾大学卒業の高学歴な一面も持っている。事の発端は、緊急事態宣言下の6月18日、人気ユーチューバー31人が集まり「自粛破りの大パーティー」「深夜3時まで泥酔カラオケ」と「文春オンライン」が報じたこと。この会に「えびすじゃっぷ」のメンバー3人共、参加していたというが、その後に投稿した動画で「ぶっちゃけあまり反省していません」「飲み会などは自己責任でいけばいい」と持論を展開し、大炎上状態となっていた。

 今回はフジのみが出演し「『飲み会は自己責任でいけばいい』という発言は、不適切だったので撤回させていただきます」と頭を下げた。「今回初めて炎上を経験し、どこかチャンスだと捉えてしまった部分がありました。『他のユーチューバーたちと違うところを見せなきゃ』とイキってしまった部分があるのも事実です。正直でいればいいという、大義名分を押し通した結果、多くの人を傷つけ、応援してくださる企業の方々にもご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

 昨年4月には、視聴者に向けてステイホームを訴えかけていたグループ。しかし、その考えが変わったのは(1)コロナは根絶不可能である、(2)国の施策が合理性を欠いている、(3)自殺問題、という3つの理由からだったという。特に政府の施策に関しては「緊急事態宣言、何回も出てますけど、意味ってあったんですかね?色んなお願いを国からされますけど、それって意味があったんでしょうか?僕としてはデータを出すべきだと思う」と、持論を展開した。

 また、昨年9月のコロナ禍のなか、仲の良かった友人が自殺したことに触れ「色々と考える日々が続きました。身近でそういうことがあったというのもあって、家で思い詰めてしまうなら、飲みに行けばいいと発信をしてしまった」と語った。

 最後に「今回の件で、自分の影響力について見つめ直すきっかけとなりました。自分の影響力は自分なりに世の中のために使おうと考えていることは本当です。1つだけ言わせてください。自分で情報を仕入れて、自分の人生は自分で決めてください。そして、周りの人が悲しむので死なないでください。今日が人生で一番若い日です。国のよくわからないお願いを聞き続けて数年後、後悔しても自己責任ですよ」と視聴者に訴えかけた。

 なお、次からは通常の動画投稿を再開、7月の動画収益については医療面の補填になるような財団に寄付するという。

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2021年7月3日のニュース