大阪・七月大歌舞伎2年ぶり開幕 片岡仁左衛門、長男・孝太郎、孫・千之助と3代そろい踏み

[ 2021年7月3日 18:37 ]

2年ぶりの上演となった「七月大歌舞伎」の「お祭り」で3代そろい踏みを果たした(左から)片岡千之助、片岡仁左衛門、片岡孝太郎

 なにわの夏の風物詩「七月大歌舞伎」が3日、大阪松竹座で2年ぶりに開幕した。

 昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止、今年も最前列や花道に隣接する客席は空けるなど感染予防対策で満席ではなかったが「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」「お祭り」(昼の部)、「引窓(ひきまど)」「新口村(にのくちむら)」(夜の部)と名作がズラリと並び、久々の歌舞伎公演に客席からは大きな拍手がわき起こった。

 中でも「お祭り」は片岡仁左衛門(77)、長男・片岡孝太郎(53)、孫の片岡千之助(21)と上方ゆかりの松嶋屋3代そろい踏みで、2階席の熱心なファンは立ち上がってのぞき込むほどだった。公演は18日まで。 

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2021年7月3日のニュース