秘められたこだわり 「オドぜひ」プロデューサー語る(4・終)
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日本テレビ系「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」(日本テレビ=木曜深夜1・29、他は地域により異なる)は、スタジオでクチコミを送って番組参加する視聴者「ぜひらー」とオードリーの面白トークが人気のバラエティー。
名古屋の中京テレビ制作で、放送開始の2012年当初は、愛知、岐阜、三重の3県での放送だった。番組の面白さに加え、当時としては珍しい公式YouTubeも話題となり、14年から徐々に放送エリアが拡大。「オドぜひ」の愛称で親しまれ、19年には日本テレビでも放送が始まり、ほぼ全国ネットとなった。
制作する中京テレビの富田恭彦プロデューサー(制作会社「CTV MID ENJIN」所属)は番組作りへのこだわりを「“普通そうな人”の自覚していない面白さを引き出すことがコンセプト。そして、ちょっとした話題性を生み出すこと。ここを徹底しています」と話す。番組開始してすぐに公式Youtubeチャンネルを開設したことについても「特に戦略とかは考えていなかった。素直に多くの人に『ぜひらー』の面白さが広まって欲しかった」と打ち明ける。その純粋な思いが実を結び、東海3県以外の人たちにも番組の面白さが浸透していった。公式Youtubeチャンネルの21年6月時点における総再生回数は3億8000万回を超える。
放送地域の拡大につれ、全国からのクチコミは増加。放送が始まった地域へのロケや、スタジオに全国の日本テレビ系列局の女子アナが登場するなど、番組の幅も広がった。ピン芸人のTAIGA(45)が「ぜひらー」枠で登場するなど、タレントを起用することもしばしばある。しかし、富田氏は「放送地域が拡大したからといって、番組コンセプトは一切変えない」と強調する。
近年のバラエティーには素人に焦点を当てる番組も多い。富田氏は「一芸に秀でるすごい素人を取り上げれば、ある程度は計算できるかもしれない。だからこそ、決してすごいわけではないどこにでもいそうな人の『どの部分を面白がるか』という部分で『オドぜひ』は新しいという自負がある」と、番組開始時に描いた「視聴者と一緒に盛り上げる番組作り」に誇りを持つ。
「オドぜひ」では「ぜひらー」がスタジオに登場する際にオードリーが扉を開けて迎え入れるシーンと、スタジオを退場する際に扉から見送るシーンが必ず放送される。「オードリーと『ぜひらー』が一緒に過ごす空間を大切にしたいから」というこだわりがある。
変わらない番組作りを貫く富田氏にとって、放送地域の拡大は、あまり意識するようなことではないようだが、全国からのクチコミ増加を「本当にありがたい」とうれしそうに微笑む。「日本中に面白さを自覚していない人がもっと潜んでいるはず。私は、国民の8割がぜひらーになれると思ってます」と、オードリーと化学反応を起こす可能性のある人材の“増加”に胸を躍らせる。「番組継続のためには、オードリーに『名古屋のスタジオに行きたい』と思わせないとダメ。2人が飽きたら番組が終わっちゃうので」と、今後も「面白ぜひらー」の発掘に意欲を見せる。
こだわりはテロップにも及ぶ。画面下に表示されるが、そこには豆知識やこぼれ話が記されており、視聴者のちょっとした楽しみとなっている。富田氏は「テロップは雑誌『噂の真相』に掲載されていた一言ニュースが好きでインスパイアされた。視聴者の目を散らす遊び心で始めた。ディレクター陣には頑張ってもらってます」と話す。
番組のBGMについても、なんとオリジナルで生み出した。「番組の世界観にあわせて、明る過ぎずに、耳に残りやすいリズムを意識して、スタッフたちで作りました。新曲も模索中です」と話す。
こだわり強いテロップやBGMによって演出されているのはオリジナルの世界観。さらに、番組の構成も独特なものになっている。バラエティー番組では、一般的にCM前にあおったり、CM明けに直前の場面をくり返す“巻き戻し”を行うことも多い。しかし、「オドぜひ」では一切しない。富田氏は「少し不親切。情報番組だったら怒られてしまうレベルかも。見ていればなんとなく分かるかな、という部分はそのまま流す」と話す。その理由を「視聴者に恵まれている」とし、「SNSなどのコメントを見ても、こちらの制作意図をくみ取り、面白い部分を拾ってくれる」と語る。「オドぜひ」の楽しみ方を理解してくれる視聴者に信頼を寄せているからこその構成になっている。
今後、そのような視聴者と直接盛り上がれる機会の可能性も明かした。まだ企画段階としたが、「コロナが収束したら、番組発祥の地・名古屋で人を集めてのイベントやりたいんですよ」と番組初のイベント開催に意欲を示す。
富田氏のこだわりと情熱が、可能性を広げてきた「オドぜひ」。今後も、どんな「ぜひらー」が登場し、オードリーとどんな面白い化学反応を生み出し、どんな笑いを見せてくれるのか。ますます目が離せない。(終わり)
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