藤井聡太棋聖 渡辺明王将との棋聖戦第3局開始 戦型は今シリーズ初の矢倉へ

[ 2021年7月3日 09:12 ]

棋聖戦五番勝負第3局、藤井聡太棋聖(左)と渡辺明三冠(代表撮影)
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 将棋の第92期棋聖戦5番勝負第3局が3日午前9時、静岡県沼津市の沼津御用邸東附属第1学問所で始まった。

 藤井聡太棋聖(18)=王位との2冠=の2勝、挑戦者・渡辺明王将(37)=名人・棋王含め3冠=の0勝で迎えた今局の先手番は渡辺。開局49秒後に角道を開け、藤井は32秒かけて飛車先の歩を突いた。戦型は今シリーズ初の矢倉へと進んでいる。持ち時間は各4時間。

 両者の対戦成績は藤井が7勝1敗と大きくリード。唯一の1敗は昨期の棋聖戦5番勝負第3局だった。

 藤井が勝てば18歳11カ月での史上最年少タイトル防衛記録を樹立する。同時にタイトル3期獲得により、史上最年少の九段昇段も決定。現在の史上最年少タイトル防衛記録は屋敷伸之九段の19歳0カ月、九段昇段の最年少記録は渡辺の21歳7カ月となっている。

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