ゆくゆくは大西賢示で…はるな愛 演歌・歌謡曲歌手に転身「目標はやっぱり紅白」

[ 2021年7月3日 05:30 ]

曲名にちなみタピオカドリンクを手に新曲をPRする、はるな愛
Photo By スポニチ

 タレントのはるな愛(48)が演歌・歌謡曲歌手に転身することになった。氷川きよし(43)や八代亜紀(70)への楽曲提供で知られる大谷明裕氏(66)作曲の歌謡曲「タピオカの夏」を7日に配信リリース。幼少期に習っていた得意のジャンルで「ゆくゆくは本名の大西賢示として羽織はかまで男らしくド演歌を歌いたい」と意気込んだ。

 松浦亜弥(35)のものまね「エアあやや」で07年にブレークし、翌08年には「I・U・YO・NE~」でメジャーデビュー。前作「えぇねんで」で一部演歌を取り込んだものの、今作はこれまでのポップス路線とは作風をガラリと変え、昭和歌謡のナンバーとなっている。

 「若者に歌謡曲を身近に感じてもらおう」と、発売元のレコード会社が企画。若者に短歌を広める活動をしている歌人の笹公人氏(45)が「タピオカ」や「SNS」などの最近の言葉を使って作詞し、落ちる涙をタピオカに例えた女性目線の失恋ソング。レコード会社はこの歌の歌い手に、ラジオ番組でたびたび演歌・歌謡曲を生歌唱しているはるなにオファーした。

 はるなにとって絶好の機会となった。親しい美川憲一(77)に演歌・歌謡曲路線への転身を以前から相談。「あんた、もっと習わないとダメよ」と言われ、ボイストレーニングを始めたのが2年前だった。

 「東日本大震災の被災地で演歌を歌ったら、おじいちゃんおばあちゃんが泣いて喜んでくれた。それ以来、ずっと考えてきました」

 スナックを営んでいた父親の勧めで小学3~5年の時に演歌を習っていた。6年生の時には夏川りみ(47)も参加し、故小林亜星さんが司会を務めた「全日本ちびっこ歌まね大賞」で優勝。中学に入ると「女の子になりたい」と、演歌から離れ、中学2年からニューハーフのショーパブに通いだした。女性アイドルのものまねが受け、96年に芸能界デビューした。

 歌手としてのスタートに立ち戻り「幅広い世代の人にこの歌に親しんでもらいたい。目標はやっぱり紅白歌合戦!」と掲げた。

先行公開されている「タピオカの夏」のミュージックビデオのショートバージョンはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=m9yEUGiLyqo

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月3日のニュース