西郷輝彦 インタビューの数日後に最先端がん治療のため渡豪「生きてさえいれば楽しいこといっぱいある」

[ 2021年5月17日 12:01 ]

西郷輝彦
Photo By スポニチ

 日本では未承認のがんの最先端治療を受けるため4月末にオーストラリア・シドニーに渡航した俳優の西郷輝彦(74)が16日放送の日本テレビ「行列のできる法律相談所」(日曜後9・00)にVTR出演。力強いメッセージを寄せた。

 この日は「品がある人」「品がない人」をテーマにトークを展開。俳優の遠藤憲一(59)は「品がある人」として西郷の名前を挙げた。遠藤は昨年のフジテレビ系連続ドラマ「竜の道」で西郷と共演。撮影現場で、西郷から年齢を聞かれ「来年で60歳になります」と答えたところ、「若いな、60歳は最高だぞ」と言われたという。しかしその理由は小声でフェースシールドをしていたため聞き取れなかったという。

 遠藤は「俺的には、60歳最高なんて思ってなかったので、どういうふうに最高なのかが知りたかったな」。すると、西郷が遠藤に理由を説明するためにVTRで登場。「50代ってのはガンガン仕事が回ってると、最高に自信が付くわけですよ。これが60歳になると、今まで抑えていた自我が出てきて、本当の自分の芝居をしてみたいと。ところが、その結果が出るのが70歳すぎてからなんですよ。スリリングな楽しい60代なんだよってことを言いたかった」と説明。遠藤は「うれしいですね。楽しいんですね。70代にもつながっていくと聞いて、そうだと思って、希望が湧きます。ありがとうございます」と感謝した。

 このインタビューの数日後、西郷は前立腺がんの最先端治療を受けるため、渡豪したことを公表。「これから先、5年、10年を見据えて、今、治療に専念することを選びました。8月末には日本に戻ってくる予定です。その時は遠藤憲一くんと一緒にぜひ行列のスタジオに呼んでください。面白い話たくさんしますよ」と前向きにメッセージ。遠藤にも「体が丈夫じゃなきゃ何もできないからね。生きてさえいれば楽しいこといっぱいあるからね」と呼びかけた。

続きを表示

2021年5月17日のニュース