小倉智昭氏 ワクチン接種バラつきに疑問「私らいつ打てるの?」「指針はそれぞれの自治体に出して」

[ 2021年5月17日 16:06 ]

小倉智昭キャスター
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 フリーアナウンサーの小倉智昭氏(73)が17日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜前9・00)にゲスト出演し、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展についてコメントした。

 ようやく始まった高齢者への本格接種では予約を巡る混乱が頻発し、首長の“優先接種”も相次いで発覚。ワクチン接種は思うように進まず、それぞれの自治体でバラつきがみられている。パーソナリティーの野村邦丸(64)アナウンサーから「小倉さんにはワクチン接種券は来ていますか?」と問われ、「きてません。(住居の)練馬は年齢を分けて75歳以上には配られた。当初は75歳未満も6月15日に配布になるお知らせが区報できていたけど、それじゃ余りにも遅すぎるということで、慌てて『5月25日に配布します』ということになりましたけど」と小倉氏。「全国一斉に同じ条件で発送するなどとしないと、こういうこと(混乱)は絶対に起きますよ」。

 自衛隊が運営する新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターの予約受け付けは、東京会場は17日午前11時ごろから専用ウェブサイトで開始した。小倉氏は「接種券を持っていない人はそれにも応募できない。今まで予約した人だって、どれだけ大変な思いをしたのか」と指摘。文京区在住の義母のワクチン接種予約に丸2日、トータル16時間要し、7月中旬の初回予約が取れたという。新型コロナウイルスのワクチンは、3週間隔で2回接種することが基本とされている。

 「菅さんは7月いっぱいに高齢者(のワクチン接種)は終わるって言ってるんでしょ?(義母は初回から)3週間目ってもう8月になる。それを考えたら私らいつ打てるの?っていう」と疑問を呈した小倉氏。「最初はね、いろいろ混乱もきたすと思いますけど。ある程度きちっとした指針はそれぞれの自治体に出してもらわないと。自治体任せに100パーセントしちゃうから、とんでもないことになるんですよ」と私見を述べていた。

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2021年5月17日のニュース