佐野史郎 緊急入院 「リコカツ」途中降板 「プロの俳優として…」代役は平田満

[ 2021年5月5日 05:30 ]

俳優の佐野史郎
Photo By スポニチ

 俳優の佐野史郎(66)が腎機能障害で緊急入院した。TBSのドラマ「リコカツ」(金曜後10・00)に主演の北川景子(34)の父親役で出演中だが、4月30日に放送された第3話で途中降板。7日放送の第4話から平田満(67)が代役を務める。

 佐野は4日に自身のブログで経緯を説明。4月18日に熊本で開催された「くまもと復興映画祭」に出席、帰京後39度の発熱があったため、翌日PCR検査を行ったが陰性だった。その後「リコカツ」のプロデューサーに紹介されたクリニックで腎機能障害が判明。約1カ月間入院して治療する。同局関係者は「数値が相当悪く、入院してすぐ手術をしたと聞いています」と話している。佐野は撮影予定だった別の作品も降板する。

 ドラマは北川が演じる雑誌編集者と永山瑛太(38)が演じる自衛官がスピード婚から一転、離婚活動を始める物語。佐野も、自らの浮気により離婚危機に直面するという重要な役どころだ。

 メインキャストの一人が途中で代わるという異例の事態。佐野は「プロの俳優として、恥ずかしく、健康管理をできていなかったこと、心底、反省いたしております」とした。

 共演者も心配している。永山は自身のインスタグラムに佐野との写真を掲載し「また芝居や音楽の話しましょう」と激励した。同局によると佐野は2月下旬のクランクインから4月下旬まで撮影に参加。4話の一部収録も済んでいた。関係者は「現場では特に体調が悪そうな様子はなかったが…」と話している。

 佐野は2019年秋には日本テレビ「ガキの使いやあらへんで!」の年末特番の撮影中に第3腰椎を骨折し全治2カ月の重傷を負った。その時は、翌年1月から放送されたドラマで仕事に戻った。今回も、早期の復帰を願うばかりだ。

 ◆佐野 史郎(さの・しろう)1955年(昭30)3月4日生まれ、島根県出身の66歳。高校卒業後に上京し、75年に劇団「シェイクスピア・シアター」に創設メンバーとして参加。80年に唐十郎氏の「状況劇場」に入団。92年にTBSのドラマ「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さん役で大ブレーク。NHK大河ドラマ「西郷どん」、映画「太陽」などにも出演。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月5日のニュース