中村壱太郎 現代劇で初の男役挑戦「ほぼ素に近い衣装…怖さはあります」

[ 2021年4月19日 19:14 ]

初めて現代劇で“男役”に挑むことになり「不安もあるけど、ワクワク感もいっぱい」と語る中村壱太郎
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 歌舞伎俳優中村壱太郎(30)が19日、京都市内で「乃木坂46」の久保史緒里(19)と共演する舞台「夜は短し歩けよ乙女」(6月6~22日=東京・新国立劇場中劇場、6月26、27日=クールジャパンパーク大阪WWホール)の取材会を行った。

 森見登美彦氏の人気小説を舞台化するもので、京都を舞台に大学の先輩(中村)が黒髪の乙女(久保)に恋をし、気を引こうと画策する姿を描く。若手女形として活躍する中村にとっては現代劇で初めて挑む“男役”。「メークもカツラも付けず、ほぼ素に近い衣装で果たして、この年で大学生に見えるのか? 怖さはありますが、それを超えるワクワク感がある」と控えめながら、役者としての飛躍を誓った。

 久保とはポスター撮影時に初対面。「恥ずかしながら、乃木坂…もあまり知らず。歌舞伎の世界では“若手、若手”と言われますが“世間では若手じゃないんだ”と痛感させられる1日でした」と笑わせた。

 1歳の時に京都南座で初お目見えを果たし、19歳で憧れの「曽根崎心中」を演じたのも京都。今年3月には同劇場で初の座頭も務めた。「この物語も京都が舞台。何かの出発点はいつも京都なので、今回も何かが始まる予感がします」と胸を高鳴らせていた。

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2021年4月19日のニュース