徳光和夫 中村泰士さん、なかにし礼さん…続く訃報に「本当にショックだな」

[ 2020年12月26日 09:33 ]

徳光和夫
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 フリーアナウンサーの徳光和夫(79)が26日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・00)に出演。作詞作曲家の中村泰士さん(享年81)、作詞家で直木賞作家のなかにし礼さん(享年82)の訃報に「本当にショックだな」ともらした。

 今年は10月の作曲家、筒美京平さん(享年80)に続き、年の瀬に入り、中村さん、なかにしさんと、歌謡界の巨匠の訃報が相次いだ。「年の瀬に日本に元気を与える曲」「日本を代表するスタンダードナンバー」、なかにしさんが作曲した北島三郎「まつり」をオンエア。「礼さんは大変親しくさせていただきました。立教大学の後輩ということで、かわいがってもいただいた」となかにしさんとの親交を明かし、「ちょっと個人的にショックが大きくて」と肩を落とした。

 「今年の3月だと思うんですけど、お電話をいただいて『クラッシックをベースにした上質なコンサートを、またサントリーホールか、何かで徳ちゃんと大下(容子)さんの司会で、やりたいね』みたいな話があったんです」と回顧。「礼さんの才能の豊かさは驚くほどでありまして、小説家としては直木賞を受賞されて、オペラや能楽への造詣も深い」とし、「どんな権力に対しても迎合せず、媚びない。ガラスの破片のような感覚の持ち主でありまして、クールと言うのを地でいったような方」と人柄に触れながら、「石原裕次郎さんにかわいがられて、長嶋茂雄さんとも大変親しくて、銀座の高級クラブでは五木寛之、なかにし礼が女性人気を二分した」と懐かしんだ。

 「徳ちゃん、俺は本当にガンから立ち直ったんだ。だから立ち直ったからこそ、もしガンになったら俺に言え」となかしにさんの言葉を明かし、「まさか私がかかった心筋梗塞で逝かれるとは思っていなかった」とショックを隠し切れない様子だった。

 中村さんの訃報についても触れ、中村さんのこれまでの歩みや代表作・ちあきおみ「喝采」での作曲秘話などを振り返りつつ、「(中村さんは)病床でも周りを勇気づけていたそうなんです。最後まで男っぽさ、骨太さを貫き通したなと思った」と語った。

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2020年12月26日のニュース