古舘伊知郎 医療現場からの悲鳴に「異常事態だと思う」 国会閉会の政府判断に疑問符

[ 2020年12月26日 14:16 ]

フリーアナウンサー古舘伊知郎
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 フリーアナウンサー古舘伊知郎(65)が、26日放送の関西テレビ「胸いっぱいサミット!2時間SP」(後1・00)に出演し、コロナ禍で医療現場から噴出している危機の声に「異常事態」と私見を語った。

 全国で感染者の増大が止まらず、医療体制のひっ迫が問題になる中、21日には日本医師会の中川俊男会長は「使命感で持ちこたえてきたが限界だ」とし、「医療緊急事態」を宣言。22日にも、東京都医師会の尾崎治夫会長が「真剣勝負の3週間。この3週間がラストチャンス」と、危機的状況を訴えた。

 これについて古舘は「この医師会のトップの方が立派なことをおっしゃっていて、なるほど、そうだと正直に思う」とコメント。その反面、「それこそが異常事態だと思う」と話した。

 政府ではなく、現場から声が上がった“悲鳴”に、古舘は「政治家が宣言してきちっとやってるところを見せてもらいたいものを、やってくれていないであいまいだから、医師会の人たちにすがるような気持ちで聞いちゃう。それ自体が異常事態」と、政府への失望感をあらわにした。特措法の議論なく国会を閉会した政府の判断にも、「何で(新型)インフルエンザ等特措法の改正がいろいろ言われて、喫緊の課題なのに国会を閉じているのがさっぱり分からない」と疑問を投げかけた。

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2020年12月26日のニュース