のん、中村倫也は「とってもいい声」 “3人掛かり”の演技を振り返る

[ 2020年12月19日 13:27 ]

映画「私をくいとめて」公開記念舞台あいさつに登壇した(左から)若林拓也、臼田あさ美、橋本愛、のん、林遣都、片桐はいり、大九明子監督
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 女優のん(27)が19日、都内で行われた主演映画「私をくいとめて」(監督大九明子)公開記念舞台あいさつに出席。「この日を迎えられて本当にうれしい。来ていただいてありがとうございます」と公開を喜んだ。

 映画は綿矢りさ氏による同名小説。脳内に相談役「A」を持つ、31歳おひとりさまのみつ子が年下営業マンと出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していく姿を描いている。

 公開日が過ぎたことから、相談役「A」の声を担当している俳優は中村倫也(33)であることが解禁となった。舞台あいさつへの登壇はなかったが、会場では事前に収録された中村の音声が流され、「こうして解禁できてうれしい。僕自身も脳内相談役Aはいるなと思いながら、寄り添う気持ちで映画を見させていただきました」とメッセージを寄せた。

 のんは中村との“共演”について「事前に収録した声を流してもらいながらの掛け合いの演技でした」と明かし、「なのでAさんと、Aさんの声を流す音声さんとの3人がかりの演技だった。だんだん息があってくる。とってもいい声でした」とにっこり。またもし相談役に悩み事を打ち明けるなら「話下手なので、初めて会った方とでも『今日会ったんだよね?』となるくらい一瞬で仲良くなれるのはどうしたいいか相談したいですね」と語った。

 31歳おひとりさまを演じたが、当初のんは「みつ子のことを家でだらだらしている非リア充だと思っていて、監督に聞いたら『そうではなくてちゃんと生活を営んでいるお一人様のリア充だ』と言われてハッとしましたね」といい、「演出のときに監督が見せてくれた動きが完璧過ぎて、すばらしい動きだと思って頑張って盗みました」と役作りを振り返っていた。

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