【来週のおちょやん】第4週 父・テルヲが突然千代の前に その“魂胆”に気付いた一平は…

[ 2020年12月19日 13:00 ]

連続テレビ小説「おちょやん」第4週は「どこにも行きとうない」。テルヲ(トータス松本・左)に詰め寄る千代(杉咲花)(C)NHK
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 女優の杉咲花(23)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は21日から第4週に入る。

 朝ドラ通算103作目。タイトルの「おちょやん」は“おちょぼさん”が訛り、茶屋や料亭などで働く小さい女中さんを意味する大阪ことば。女中奉公の8年間がヒロインの原点になっていることの象徴として採用された。TBS日曜劇場「半沢直樹」(2013年)「下町ロケット」(15年)「陸王」、テレビ朝日「家政夫のミタゾノ」などのヒット作を生んだ脚本家の八津弘幸氏(49)が手掛け、朝ドラ初挑戦となるオリジナル作品。明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれた少女・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に魅了されて女優を目指し、のちに「大阪のお母さん」と呼ばれる上方のコメディエンヌになる姿を描く。

 主題歌はシンガー・ソングライターの秦基博(40)が書き下ろした「泣き笑いのエピソード」。語りは落語家の桂吉弥(49)が黒衣(くろご)役(観客からは見えないという約束事の下に舞台上に現れ、芝居の手助けをする人)として務める。

 第4週(12月21日~12月25日)は「どこにも行きとうない」。

 千代(杉咲)が芝居茶屋「岡安」で奉公して8年が経ったとき、突然、父テルヲ(トータス松本)が千代の前に現れる。テルヲは千代に一緒に暮らそうと持ちかける。その頃、天海一平(成田凌)と須賀廼家千之助(星田英利)の天海一座が久しぶりに道頓堀に戻ってきて、千代と一平は再会する。しかし、一平は芸子遊びばかりで、芝居に真剣に取り組んでいるようには見えなかった。このとき、道頓堀での一番の人気は、須賀廼家万太郎(板尾創路)が率いる万太郎一座で、劇場は連日満員だった。そんなとき、一平はテルヲが借金取りに追われていて、千代を別の店に身売りしようとしていることに気づく。一平は密かにテルヲに問いただそうとするが、千代もそのことを知ってしまう。千代がそれを拒否すると、今度は借金の取り立て屋から「岡安」への嫌がらせが続くようになった。そのため、ついに千代は店を出ることを決意し、女将のシズ(筱原涼子)に伝える。一方、天海一座の芝居は客の入りが悪く、中日で打ち切られることになる。千秋楽当日、劇団に愛想をつかした千之助が突然失踪、さらに公演直前に女形の劇団員がぎっくり腰になってしまい、天海一座は大ピンチとなる。

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