金子恵美氏 政府に「GoToを続ける理由を明確に言うべき」

[ 2020年12月9日 10:16 ]

元衆院議員の金子恵美氏
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 元衆院議員の金子恵美氏(42)が9日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の利用者の方が、利用しなかった人よりも多く新型コロナウイルス感染を疑わせる症状を経験したとの調査結果を東大などの研究チームが7日に公表したことについて言及した。

 研究チームは、PCR検査による確定診断とは異なるが、嗅覚・味覚の異常などを訴えた人の割合は統計学上、2倍もの差があり、利用者ほど感染リスクが高いと結論付けた。加藤勝信官房長官は8日に研究チームの調査結果に懐疑的な見方を示し「著者自らも、研究方法の限界として利用が直接的に症状につながったと断定できない点を挙げている」と指摘した。

 金子氏は「薄々、国民の中では移動すれば、あるいは接触機会をつくれば感染は増え、広がるだろうっていうのは分かっている。だけど行く人は行くっていう選択をしている」とし、「だから、政府は感染防止対策をしていれば運用していっても問題ないよという考えで続けていこうとしているのであれば、GoToを続ける理由を明確に言うべき。認めるところは認めてっていうところがないから、国はどうして続けていくのか、国はどういう判断でこれをしているのか見えないのままなのが問題」と指摘した。

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2020年12月9日のニュース