小倉智昭氏 政府のGoToへの姿勢に「“追跡調査をしています”っていう話が聞こえてこない」

[ 2020年12月9日 09:03 ]

キャスターの小倉智昭氏
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 キャスターの小倉智昭氏(73)が9日、MCを務めるフジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。政府の観光支援事業「Go To トラベル」の利用者の方が、利用しなかった人よりも多く新型コロナウイルス感染を疑わせる症状を経験したとの調査結果を東大などの研究チームが7日に公表したことについて言及した。

 研究チームは、PCR検査による確定診断とは異なるが、嗅覚・味覚の異常などを訴えた人の割合は統計学上、2倍もの差があり、利用者ほど感染リスクが高いと結論付けた。加藤勝信官房長官は8日に研究チームの調査結果に懐疑的な見方を示し「著者自らも、研究方法の限界として利用が直接的に症状につながったと断定できない点を挙げている」と指摘した。

 小倉氏は「政府は相変わらずGoToに行くことと感染者が増えることの因果関係は断定できないと言っているんですが、その割には“追跡調査をしています”っていう話が聞こえてこないんですよね。普通、誰が考えても移動する人が多くなったら感染者は増えるに決まってるんですけどね」と指摘。そして「もうちょっときちっと日本の行く末を考えてこういう対策を取っているんだって自信を持って言ってくれないと、国民は安心してついて行けないと思う」と自身の考えを述べた。

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2020年12月9日のニュース