弘田三枝子さん訃報に 中尾ミエ「全くかなわない人」園まり「悲しすぎます」菅原洋一「天才でした」

[ 2020年7月28日 20:50 ]

歌唱力とルックスを兼ね備えた弘田三枝子さん
Photo By 提供写真

 歌手の弘田三枝子(本名・竹永三枝子)さんが今月21日に心不全のため73歳で亡くなったことを受け、歌手の中尾ミエ(74)、西郷輝彦(73)、園まり(76)、由紀さおり(71)、菅原洋一(86)が28日、日本歌手協会を通じてコメントを発表した。

 中尾は「驚きました。ショックです。なったく同時期にデビューした唯一の歌手です。デビューした頃は凄い迫力でダイナマイト娘と呼ばれて、私は全くかなわない人でした。長い間現役で頑張っていたのに、ついにまた一人、仲間が去ってしまいました。お疲れ様、ゆっくり休んでくださいね」と追悼。

 園は「悲しくてしかたありません。三人娘(中尾ミエ、伊東ゆかり)の前にドラマの『シャボン玉ミコちゃん』の親友役で出させてもらってからのお付き合いですからもう60年? いろいろなことがありました。4年前に私の母が亡くなって、心労のため声が出なくなった時、私のステージを快くつとめてくれたり、去年の11月、『歌手協会歌謡祭』で一緒したときは、楽屋まで来てくれて『またね』と手を振ってくれたり。まさかそれが最後になるなんて悲しすぎます。後悔ばかり残るけれど今まで本当にありがとう。ここから安らかに旅立たれることをお祈りします」と追悼した。

 由紀は「突然のことで驚いています。あのパンチのある歌声が好きでした。『人形の家』の年が『夜明けのスキャット』だったんです。最近では私のテレビ番組にもゲストでお越しいただいたり、歌手協会『歌謡祭』のコンサートもご一緒したのが最後でした。ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 また、弘田さんと生年月日が全く一緒の西郷は「ポップな彼女の歌が好きで、そう、何十年も心の片隅にいた人だった。ご冥福を祈ります」とし、菅原も「何しろかわいくて努力家で、NHKで一緒に歌ったり踊ったりしたことを思い出します。本当に歌のうまい人…天才でした。ご冥福を祈ります」と偲んだ。

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2020年7月28日のニュース