クラスター発生劇場「新宿シアターモリエール」ワクチン発表まで無観客公演&稽古場貸出に限定

[ 2020年7月28日 17:45 ]

クラスターが発生した舞台が上演された新宿シアターモリエール
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 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」(6月30日~7月5日)が上演された東京・新宿の小劇場「新宿シアターモリエール」は27日、さらなる安全対策の強化を図るため、新型コロナウイルスのワクチン発表までの営業は「無観客公演」「稽古場貸出」などに限定すると公式サイトで発表した。営業再開は準備が整い次第。自らに厳しい対処を課した形となった。

 「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」を主催したライズコミュニケーションは27日、「事実経緯報告書」を公式サイトに掲載。稽古や公演、新型コロナ発症などの経緯を報告。出演者やスタッフ、観客らの感染者は計75人だとした。一部出演者に対し、ファンの出待ちがあったことを認め「スタッフの目の届かないところでのファンへの対応は、弊社では極めて困難でした」と説明した。

 新宿シアターモリエールの発表は以下の通り。

 このたびは皆様にご心配、ご迷惑をお掛け致しまして大変申し訳ありませんでした。

 今後の劇場運営につきまして検討をかさねてまいりましたところ、さらなる安全対策の強化を図るため、新型コロナウイルスのワクチンが発表されるまでの期間を、すべて無観客による公演または稽古場貸出等に限らさせていただく結論に至りました。営業再開の準備が整いましたら、改めてご案内申し上げます。

 劇場は、演じる側と観る側を結びつける接着剤です。今後はさらに安全、安心な劇場運営に努めてまいりますので、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 令和2年7月27日 
 新宿シアターモリエール スタッフ一同

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