ラストアイドル・阿部菜々実 「ひとりひとりが輝けるグループに」

[ 2020年7月28日 13:00 ]

テレビ朝日「ミュージックステーション 3時間半スペシャル」の控室前でポーズをとるラストアイドル・阿部菜々実
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 【牧 元一の孤人焦点】女性アイドルグループ「ラストアイドル」が24日、テレビ朝日「ミュージックステーション 3時間半スペシャル」で、ニューシングル「愛を知る」を披露した。

 テレビのカメラの前に登場したメンバーはエネルギーが充満し、スタート前から弾けそうな雰囲気。「バブリーダンス」で知られるakaneが振り付けした躍動感あふれるダンスを元気いっぱいに踊り切った。

 この曲は4月15日に発売され、オリコン週間シングルランキング(4月21日発表)で1位になったが、コロナ禍でパフォーマンスする機会が少なく、貴重な出演だった。

 センターの阿部菜々実は「久しぶりのパフォーマンスが、あこがれのミュージックステーションスペシャルというのは、とても緊張しましたが、歌って踊れる喜びをあらためて感じながら、見てくださる皆さんに思いが伝わるようにパフォーマンスさせていただきました」と振り返る。

 阿部は最近のシングルで3作連続のセンター。2017年12月発売のデビュー作「バンドワゴン」までさかのぼれば、シングル計8作のうち5作でセンターを務めて来た。

 身長1メートル70で「9頭身アイドル」の異名も持ち、長い手足を生かした華やかなダンスが武器。この日のパフォーマンスでも、最前列から後方に下がってメンバーに混じって踊っても目立ち続ける強い存在感を発揮した。

 今後の活動について「ラストアイドルは常に挑戦し続けるアイドルグループなので、ひとつひとつ壁を乗り越えながら、もっと上のステージに行けるように頑張りたいです」と抱負。センターとして「私ができることはしっかりと全力で取り組んで、私が苦手なことは、得意なメンバーに任せて、ひとりひとりが輝けるグループでありたいと思っています」と語る。

 現在はコロナ禍でライブを行うのが難しい状況だが、夢である日本武道館公演などを念頭に活動を続けてゆく。

 個人としては「どんな曲にも対応できる見せ方や表現力を身につけたり、趣味を特技にできるように追求したりして、新しい自分を見つけていきたい。ずっとやりたいと思っていたモデルのお仕事にも挑戦できるように頑張りたいです」と意欲を示す。

 その長身、存在感、表現力はモデル業にも生かせそうだ。センターの成長はグループの発展につながる。次の一歩に期待する。

 ◆牧 元一(まき・もとかず)1963年、東京生まれ。編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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2020年7月28日のニュース