四畳半に家族7人…アンミカ 極貧生活から始まった波乱の人生 母の一言でモデルに

[ 2019年11月1日 17:40 ]

 読売テレビの特番「八方・陣内・方正の黄金列伝!」の24日放送はモデルのアンミカ(47)がゲスト出演。波瀾万丈の半生が明かされる。

 かつてパリコレのモデルとして活躍した華やかな美女だが“大阪のおばちゃん”そのものの親しみやすいトークは芸人顔負けだ。現在はタレント、化粧品などの商品プロデュースを手がけ、歌手業などマルチに活躍するアンミカ。だが、そんな彼女は、幼少期の貧乏生活が続く波乱の人生を歩んできた。

 韓国・済州島で生まれたアンミカは、3歳で家族と日本へ。大阪で育ったが、家にはお金がなく、四畳半に家族7人で暮らした。そんな中でも前向きでいられたのは、いつも子どもたちを励ましてくれた母親がいたから。そんな母が大病を患い寝たきりの状態に。「ミカならモデルさんになれるかも」と以前、母に言われた言葉を思い出し、モデルを目指すことに。16歳でモデル事務所に所属した。

 アンミカの人生が大きく動き出したのは、本格的にモデル活動を始めた18歳の頃。高校卒業を機に、パリコレモデルを目指して単身パリに乗り込んだが、事務所のオーディションにことごとく落選。即帰国して日本での活動を再開したが、不遇の日々が続いた。20歳でようやく運命を変えるチャンスに巡り会った。たまたま出かけたファッションショーで、海外の有名カメラマンに撮影された写真がイギリスのファッション誌に載り、賞を獲得。話題となり、念願のパリコレデビューを果たした。幸福度はここからグイグイと上昇。大手企業CMに次々と出演するなど、押しも押されもせぬ人気モデルとなった。

 読売テレビ「ココロは十八歳未満」にレギュラー出演。弱冠23歳で視聴者の人生相談に答える大役を任されたアンミカ。活動の幅を広げつつあったが「モデルとして成長したい」という思いが募り、25歳で再び海外を目指す。夢と希望に胸を膨らませ、単身ニューヨークに旅立ったが、信じられないトラブルが発覚し、無念の帰国となったが、日本での仕事は順調。29歳の時、厳しくもやさしく育ててくれた父が他界。両親を失った彼女の心を占めるようになったのは、自分のルーツである韓国への思いだったという。韓国に1年間留学し、語学などを学んだが、帰国してみると状況は一変していた。モデル界が様変わりしてアンミカの居場所はなくなった。

 まもなく、NHKの情報番組のキャスターに抜擢されての仕事が増え、持ち前の明るいキャラクターを開花させた。一方、プライベートは大波乱。37歳の頃、婚約していた彼氏にとんでもない“裏の顔”があった。

 38歳で現在の旦那さまである実業家のセオドール・ミラーさんと出会い、40歳で結婚。以来、幸福度はピークの100をキープし続けている。さまざまな分野の仕事を精力的にこなすアンミカの多忙な一日にカメラが密着するなど、幾多の逆境を乗り越えて美しく輝く、彼女の生きざまに肉薄する。

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