飯豊まりえ「地獄の日々」から幸せな時間へ…本格舞台初挑戦に手応え

[ 2019年11月1日 17:54 ]

舞台「流れ星」に出演する飯豊まりえと作・演出の宅間孝行
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 女優の飯豊まりえ(21)が1日、大阪市内で初挑戦する本格舞台「流れ星」の大阪公演(12月4~8日、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ)を前に記者会見した。作・演出を担当した宅間孝行(49)と出席し、「確実に顔合わせの時とモチベーションが違う。最後は泣いて終わりたくない」と笑顔での完走を誓った。

 10月から始まった舞台は新潟、栃木、仙台、札幌、福岡、東京、名古屋を巡って大阪でゴールする。出演俳優らとの顔合わせ当時を振り返り「地獄のような日々。“ついていけるように”“迷惑をかけないように頑張ります”としか言えなかった」緊張の日々は、台風19号の接近で10月12日の新潟公演が中止になるアクシデントを経て「稽古も本番も楽しかった。舞台は生の反応が返ってくる。幸せな時間です」と次第に手応えをつかめるようになった。

 結婚40年を迎えた、関係の冷え切った夫婦が1970年にタイムスリップする物語。やり直したい過去について問われた飯豊は「1回ガムを噛みながらうたた寝したことがあって」と切り出した。小学生時代、目覚めると噛んでいたはずのガムが当時長かった髪の毛に絡みついてしまっていたため「イメチェンです、と言ってバッサリ髪を切った」と苦い記憶に彩られた過去を明かした。

 「稽古場では口の悪い田中美佐子さんをいさめながらやっている。(出演陣で)一番年下だけど信頼してます」。宅間からたくましさを増した舞台裏が明かされると、「ちゃんとした歌手の人が歌っていると思われているが、まりえが歌ってます。どこかの締めでやります」。劇中、収録で流してきた坂本九の「見上げてごらん夜の星を」を飯豊が舞台上で歌う計画にもGOサインを出した。

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2019年11月1日のニュース