“ターザン一家”に悲劇 主役俳優の妻が息子に殺害される 息子は射殺

[ 2019年10月17日 11:11 ]

米NBCの「ターザン」で主役を演じたロン・イーリー氏(AP)
Photo By AP

 1966年から68年まで米NBCでオンエアされたテレビドラマ「ターザン」で主役を演じた元俳優のロン・イーリー氏(81=エリーの表記あり)の妻で、元ミス・フロリダのバレリー・ランディーン・イーリーさん(62)が15日、カリフォルニア州サンタバーバラ郊外の自宅で、息子のキャメロン・イーリー容疑者(30)に刺殺されていたことが明らかになった。

 16日に地元の捜査当局が明らかにしたもので、バレリーさんは複数個所を刺されていた。緊急通報を受けて警察官が現場に駆けつけたとき、イーリー氏も自宅にいたが、負傷していたかどうかは不明。ただしその後、大事をとって病院に搬送されている。

 AP通信によればキャメロン容疑者は自宅の外で警察官を威嚇。結局、4発の銃弾を受けて死亡した。母親を殺害した理由については明らかになっていない。
 
 イーリー氏(本名はロナルド・ピアース・イーリー)はテキサス州の出身。映画の「類猿人ターザン」(1932年)で主役を演じた競泳の五輪金メダリスト、ジョニー・ワイズミューラー氏(1984年に79歳で死去)ほどの知名度はなかったが、NBCの「ターザン」はテレビの視聴者が増大している時期の重なって人気となり、日本でもオンエアされた。俳優業は2001年に引退。バレリーさんは2度目の結婚の相手で、2人の間には3人の子どもがいる。 

続きを表示

2019年10月17日のニュース