涙の卒業公演 恐るべし指原 松ちゃん呼んだ!最後は笑顔「平成、超楽しかった!」

[ 2019年4月29日 05:30 ]

故内田裕也さんに扮した松本人志(右)とステージを盛り上げるHKT48の指原莉乃(撮影・荻原 浩人)
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 HKT48の指原莉乃(26)が28日、横浜スタジアムで卒業コンサートを行い、11年間のアイドル活動に終止符を打った。ステージには超サプライズ演出でダウンタウン松本人志(55)が登場。芸能界での人脈力と持ち前のプロデュース力をアピールした。最後は「平成、超楽しかった!」と満面の笑み。今後はその実力を生かし、タレント、プロデューサーとして活動していく。

 アイドル活動の集大成とも言える場面はコンサート後半。3月に亡くなったロック歌手の内田裕也さんとのコラボ曲「シェキナベイベー」で、最初はミュージックビデオの裕也さんの声と一緒に歌っていたが、途中からステージに裕也さんの扮装をした松本人志が登場した。

 超サプライズ演出に会場の3万800人はこの日最高の大歓声。松本は「裕也さん、コイツ(指原)にやれ!と言われました。悪いヤツなんですよ」と天国に向かって弁明しつつ、ノリノリで歌唱。指原に「よく頑張った。このずぶとさはこれからも期待できるし、オレの卒業の時も来てね」と冗談交じりにエールを送った。

 指原と松本はフジテレビ「ワイドナショー」で共演し、親しい間柄。指原はコンサート後の会見で「裕也さんをできるのは松本さんしかいないと思った。事務所を通じてお願いしたら快くOKしてもらった。優しい人です」と明かした。松本の出番後は会っていないといい、感想は「次のワイドナショーで聞きたい」と笑った。

 コンサートの全曲目を自ら選び、11年間の活動を凝縮。総選挙で頂点を争った渡辺麻友(25)が一昨年12月に卒業して以来初めてステージに登場し、2人の唯一のユニット曲「アボガドじゃね~し…」を披露。昨年4月にNGTを卒業した北原里英(27)も出演した。

 自身のスキャンダルでAKBから移籍し、苦楽をともにしたHKTへの愛情もあふれさせた。メンバーに囲まれながら「夕陽を見ているか?」を歌うと「今の私があるのは、この子たちのおかげ」と感涙。「最後のプレゼント」として、卒業後にHKTの劇場公演の楽曲を自ら書き下ろすことを誓った。会見では「アイドルとは?」との質問に「私の全て。これから抜け殻になる」と話したが、今後もその実力を発揮していくことになる。

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