NHK“報道番組対決”で苦戦 武田真一アナが「クロ現」起用で背負う期待

[ 2017年3月3日 10:30 ]

NHKの武田真一アナウンサー
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 NHKの看板報道番組のキャスターや司会者が新年度から大幅に変更される。マスコミや視聴者の間では女性アナウンサーの動向が話題の中心だが、局内で期待と注目を集めているのが「クローズアップ現代+」を1人で担当する武田真一アナ(49)だ。

 同番組は昨年3月、それまで担当してきた国谷裕子キャスター(60)が降板。同4月から女性アナ7人がテーマに合わせて交代で出演するスタイルになったが、「テーマに合わせて人選できればいいが、実際にはうまくいかないことも多かった」(同局関係者)という。同局幹部は「国谷さんは番組に思い入れがあった分、取材記者やスタッフに厳しい部分があったし、それがいい緊張感につながっていた。でも司会者が交代制になって、少し緊張感がなくなっていた」と指摘。視聴率争いでもテレビ朝日「報道ステーション」との報道番組対決で大差を付けられ、苦戦を強いられていた。

 そんな中、白羽の矢が立ったのが「ニュース7」を9年間にわたって担当してきた武田アナ。初めて総合司会を務めた昨年の紅白歌合戦でピコ太郎のモノマネを披露したのが記憶に新しいが、局内での評判は「熱くて男気のある人」(同局局員)。06年には自ら志願し、基地問題の渦中にある沖縄支局に異動。熊本地震報道では「熊本は私の故郷です」「力を合わせて、この夜を乗り切りましょう。この災害を乗り越えましょう」と涙をこらえて被災地に呼び掛ける姿が話題を呼んだ。

 特に今回の異動は籾井勝人前会長が退任し、上田良一新会長が就任したばかりのタイミング。トップの意向よりも制作現場の意見が色濃く反映された人事になっているといい、苦戦する看板番組への起用は現場の大きな期待の表れと言える。

 深い分析や広い視点を求められるクロ現の司会。同局局員は「武田アナなら温かい意見や提案もしてくれるだろう。若い記者やスタッフを力強く引っ張っていってほしい」と期待している。(記者コラム)

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