竹中直人 トモロヲにニヤリ「人が追い込まれているのを見ているの好き」

[ 2016年12月10日 17:26 ]

舞台「直人と倉持の会vol.2 磁場」公開舞台稽古前に囲み取材に応じる竹中直人
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 俳優の竹中直人(60)が10日、東京・下北沢で主演舞台「直人と倉持の会vol.2磁場」(11~25日、本多劇場)の公開舞台稽古を登場。開幕を前に共演の渡部豪太(30)、大空祐飛(年齢非公表)、田口トモロヲ(59)とともに報道陣の取材に応じた。

 竹中と劇作家・演出家の倉持裕氏(44)がタッグを組む演劇ユニット「直人と倉持の会」の第2回公演。売り出し中の若手脚本家・柳井(渡部)が映画のシナリオ執筆のため、缶詰にされているホテルの一室を舞台に、密室で繰り広げられる心理劇。「何が起きるかわからないが、何とか明日(初日)が迎えられるんじゃないかと思う。一生懸命がんばりたい」と抱負を語った。

 今回のテーマは過剰な期待が生み出す恐怖。「追いつめられ方がかなり恐怖。日々重なっていって重なっていってという脚本の構造になっている」と見どころを説明した竹中。自身が同じように過剰な期待で追い詰められた経験はある?と聞かれると「衣装合わせで田口さんが追い込まれてましたね」と衣装合わせでの一コマを告白。田口は「どうしてもスタイリストさんがGジャンを着せたいと。Gジャン監督にしたいと。お芝居の構造とちょっと離れてて…それがかなりのプレッシャーだった。竹中さんが監督はもう少し違うスタイリングにしてほしいという話をしてくれて、その呪縛を解かれました。Gジャンに切りっぱなしのジーンズで、あれは不法滞在の外国人かプロレスラーしか着こなせない。追いつめられましたね」とてん末を明かし、苦笑した。

 そんな田口について竹中は「おかしかったんです。みんな順調に衣装合わせが終わって写真撮っているのに、トモロヲさんだけずーっと衣装合わせが長引いちゃって。Gジャンにばっかり着せられて、でもトモロヲさんはGジャンに納得がいっていないから、セットの隅の椅子に座り込んでいた」とニヤリ。「人が追い込まれているのを見ているの好き。自分は追い込まれたくないです」と話し、笑わせた。

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