尾木ママ、高畑淳子の謝罪会見から思う「親の責任について」

[ 2016年8月27日 18:59 ]

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏

 尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(69)が27日夜、自身のブログを更新。強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者(22)の母で、女優の高畑淳子(61)が謝罪会見を行ったことに関して、親の責任について思うところをつづった。

 「成人した息子が犯した犯罪責任まで親にあるのですかという疑問に対して…」と題してエントリーし「尾木ママの考えはこうです…」として、謝罪会見についてのポイントを箇条書きにして以下のように整理した。

 ・法律論、一般論的では親の責任はありません…とりわけ海外では成人すれば、自立した1個人として扱われますからまず考えられないと思います

 ・日本では戦前からの「家父長制度」の名残が強く、家長、つまり親の監督責任が問われる傾向があるのではないでしょうか!?

・ただ今回は、未成年の時期からお母さんのお陰もあっての芸能界デビューされたのであり、同居もしていたわけですからお母さま的にも余計に親としての子育て、監督責任をお感じになったのだと思います

・さらに薬物ではなく、相手の被害者に対して「魂の殺人」と言われる性犯罪の重罪を犯した点も世間的には極めて厳しい目が注がれている背景ではないでしょうか?

 その上で、「今回は、三田さん、みのさんの時とはかなり違う「大変さ」が潜んでいるように思います…」と、過去の親による謝罪会見に言及しながらも、「被害者のケア第一に最善尽くせるといいなぁと思います…」と締めくくった。

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2016年8月27日のニュース