たい平、24時間マラソン号泣スタート 闘病中の師匠こん平がサプライズ登場

[ 2016年8月27日 19:19 ]

落語家の林家こん平(左)と弟子の林家たい平

 落語家の林家たい平(51)が日本テレビ「24時間テレビ39」で27日の午後7時すぎにチャリティーマラソンのスタートを切った。スタート地点には、たい平の師匠で難病の多発性硬化症を患う落語家の林家こん平(73)がサプライズ登場。スターターを務め弟子を激励した。

 こん平はカーテンで仕切られた場所から姿を現し、懸命に一歩ずつゆっくりと歩いて、たい平の元へ向かった。「がんばれたい平 おれもまけない こん平」と、こん平が直筆で書いたタオルを見ると、たい平は涙。「武道館まで走る力をもらいました」と師匠の愛に感謝した。同局の人気演芸番組「笑点」出演メンバーも見守る中、こん平の「1、2、3、4ちゃらーん」の掛け声でたい平はスタート。武道館まで100・5キロ完走を目指す。

 「笑点」には04年に難病の多発性硬化症のためこん平が番組を降板。その後、たい平が代役を務めた。マラソンのオファーを受けたときには「師匠が今年中に高座へ復帰すると言われた。その意気込みに感動して、僕も師匠や全国の方々が勇気を感じてもらえることをしたいと思った」と挑戦を決めた理由を語った。

 ◆林家 たい平(はやしや・たいへい)本名・田鹿明(たじか・あきら)。1964年(昭39)12月6日、埼玉県秩父市生まれの51歳。武蔵野美大でイラストや写真を学び、88年に林家こん平に入門。92年に二ツ目、00年に真打ち昇進。NHK新人演芸コンクール優秀賞(93年)、国立演芸場花形演芸会金賞(04年)など受賞。血液型B。

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