元フジ長谷川豊アナ 性癖質問に理解「聞かないわけにはいかない」

[ 2016年8月27日 18:15 ]

長谷川豊アナウンサー

 元フジテレビのフリーアナウンサー・長谷川豊(41)が27日、自身のブログを更新。前日26日に行われた女優・高畑淳子(61)の謝罪会見で、強姦(ごうか ん)致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太容疑者(22)の性癖について報道陣から質問があり、インターネット上などで批判が殺到したが「非難が起こることもすべて踏まえた上で…もし私があの場にいたら…私も同じ質問を確実にしています」と理解を示した。

 裕太容疑者の性癖については、フリーアナウンサーの大村正樹(49)らが「性癖に関して気づくことはなかったか?」「性欲が強いとか、性的嗜好(しこう)がおかしいとか」などと質問。淳子は「男の子というのはこういうものかなあ、というぐらいのことしかない」などと真摯(しんし)に回答したが、不快感を覚えた視聴者からはネット上などで「不快だ」「母親にそんなこと聞くな」などと非難の声が多数上がり、騒動になった。

 長谷川アナは以前、リポーターとしてある性的暴行事件を取材。先輩ディレクターが容疑者の親族から容疑者の性癖を聞き出して“スクープ”になった経験から「もし私がひるんで質問をしなければ、それだけの数の人たちの『知る権利』が失われます。私が嫌われる、とか怒られる、は忘れろ!と(先輩ディレクターに)叱られました。そして、その内容は私も納得できることでした」とし「今回の事件は『高畑容疑者の性欲』が大きな原因となっている以上…あの場で聞かないわけにはいかない質問です」と結論付けた。

 とはいえ「ただ、もちろん世間の皆さまがこうやって嫌な気分になり、バッシングをするお気持ちも重々分かります。当然だと思います。ただ、今回に関しては、私もよく知る、尊敬できるリポーターの方だったので、悪意を持ってした質問などではないことは私が保証します。そこは私を信じてください。難しいですよね。取材は。その時々によってすべて変わりますし。誠意を持って現場に当たるしかない、と私は思っていますが…いまだに正解など見つけられない日々は続いています」と取材の難しさを感じている。

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2016年8月27日のニュース